LIFE LIKE BLUE

Diary Log-2004-06

6月30日

だんだん講義が実践的になってきた。視覚誘導とか二元移動とか、実際に自分のフィルムに反映してみる。わっかんねえ。

役者の依頼に向けてキャラクタ設定とかしてます。役者のイメージを妨げないように、かつ人物像を掘り下げたり。個人的には信一郎は小野武彦のイメージで。無理だ。

Nujabes/fat jon/『サムライチャンプルー music record departure』。1曲目のShingo02以外は全然知らない方々。アングラHIPHOPでは有名らしいけど。メロディラインの作り方自体はアンビエントやチルアウトの領域にまで踏み込んでいるところがあるから、それなりには好きなんだけど。このアルバムは一応HIPHOPというカテゴリだけど、ほぼインストなのでどちらかといえばエレクトロニカといえるのかも。全体にユルくていい感じではあるけど、イマイチ印象に残る曲が少ない気も。もう少しヴォーカルのある曲が欲しかった。もう一枚の『music record masta』の方は割とハイテンポ系の楽曲らしいので、そちらも買おうかなあ。

辛うじて上の日記を書いたのがPM8:50。夜勤から帰宅したのが先ほどAM6:45。激眠い。神の子を見た。

そういえば、作家の野沢尚氏が亡くなったらしい…って遅ぇか。TV版『反乱のボヤージュ』はちょっと面白かったような気もしたけど、全体的にイマイチ合わない人だったなあ。そういえば、彼は乱歩賞選考会において、選考委員・北方謙三のイチ押し『破線のマリス』で、同じく大沢在昌ベタ惚れの福井晴敏『川の深さは』を大乱戦の末に破った男だった。片や自殺、片や映画化では、なんかマジ論争した選考委員方が浮かばれないような気もするが…。まあそんなことはどうでもよくて。ご冥福をお祈りします。お祈りする機会が最近増えたなー。

6月29日

昨日は東監督と飲みそして今朝は6時半にバイトに出発。明日は学校→夜勤コンボ炸裂。もうどうしてくれようか。

ああヤバイですヤバイです。土曜の下北以来、映画に対するベクトルとかおかしいです。本来やりたかったことでなく、なんか「こういう画面撮ったら映画っぽいんじゃね?」みたいなこと考えて「あれ?でもそれって何か普通の邦画でよくある奴じゃね?」となって頭を抱えたり。もう何がやりたいんだかサッパリ。やりたいことはきちんとあるけど、それが『月が〜』みたいな「映画」としての厚みをもてるかどうかというとなんだかサッパリ。自分が考えてる以上にトラウマったんかな?

とにかくこの焦りと勢いは禁物。先走った情熱はロクなことにならんからね。色々と。頭冷やさないと。

というわけで『BIOMEGA』。最高ですクマー。クマ頑張れ。公衆衛生局の強制執行部隊が持ってる銃はかっこよかったなあ。まだ何も話が進んでおりませんが、だんだん掲載位置が巻末に近づいてきてるのは…。

というわけで、BOOKMARKに二瓶勉の公式ページ「廃階層開発局」を含む『MHz』と非公式ファンページ『BIOMEGA TV』を追加。クマー!

6月27日

あと一歩、あと一歩でシナリオ改稿が終わるのに!ピースの形は似てるのに上手く噛み合わない。そんな感じ。

バイト先の駐車場に野良猫が住みついてまして。今日のバイト中に、その猫が子猫を連れてたんですよ。これが、もうありえんくらいかわいい!ほんとに15センチくらいのちっちゃいやつで、親猫が塀の上の間から顔を出すと、その真似をして一緒に顔を出したり、その拍子に落っこちちゃったり。うはあ!たまらん!もう車そっちのけで猫まっしぐらですよ。かわいいなあ猫…猫かわいいなあ。実家の奴らは、知らんうちにもうやたらと大きくなってて(体も態度も)あんましかわいげがない。でも撫でる。普段は嫌がるくせに、機嫌のいいときは体をごろごろさせて、こっちを撫でろ次はあっちだと主張します。ムカつく。でもかわいい…。

1カット実習ですが、どうも役者をちゃんと劇団とかから金を払って連れてきてくれるらしいです。どうせ自分たちで「なりきり」でやるんだろうと思ってたんですが…。僕のシナリオの場合、登場人物が44歳、17歳、11歳と多種多様なのでこれはありがたい。でもそうなると子役を使わなくてはなりません。うまい子に当たるといいんですがね。『綺麗』の時のような…ゲフンゲフン。聞いたときはテンションがやたら上がりましたが、だんだん心配になってきた…。いや、ちゃんと演出できるかとか。でも今から楽しみです。

というか、完成してないのは明日持っていく役者さん用のシナリオなんですが…。

6月26日

の日記を27日に書いています。

昨日は喪に服していたとかそういうんでは全然なくて、もちろんバイト。暑くてくらくらしてくる。バイト終わったとき友達から電話かかってきて、翌日の、つまり今日の篠田撮影監督の通夜の準備を手伝えないかと言われましたが、翌日も、つまり今日ももちろんバイト。無理。

その代わり昨日はバイト終わった後、下北沢に直行してきました。学校の先輩が撮った作品が、下北のシネマボカンというところで流されるというので観に行ったのです。もちろんひとりです。本当はひとりであんなオサレなところ行きたくないです。この上映会は、わが校で教鞭をとっている林海象氏と土持幸三氏が昨年7月から開いているものです。これです。この中の、岡田茂監督の『月がとっても青いから』という作品です。オープニング上映でした。まあ4本しかやってないのですが。

一本ずつ簡単にレビューさせてもらうとですね、『月が〜』は本気で度肝を抜かれました。僕らとたかだか1年しか学年が変わらない人たちだから、せいぜい出来のいい自主映画、くらいに考えていたんですが、もうね、本気でヤヴァイ。ストーリーは、街の閉業した銭湯の最後の一日を描いた群像劇なのですが、なんとこの作品、日活の往年のバイ・プレーヤー、榎木兵衛が出演しておるのですよ!…まあ僕はよく知らなかったんですがね。その辺は無学あたりにおまかせするとして。しかし、『紅の流れ星』とか、彼の出演作品は僕でも知ってるわけですよ。すげぇー!何でも直々に手紙を書いて出演依頼したら、破格のギャラで快諾してくれたらしい。さすがに演技が上手い。でも、それが浮くことなくフィルムに馴染んでるのもすごい。煙を吐き出す銭湯の煙突を見ながら「…なんか、線香みてぇだなぁ…」と呟くカットは不覚にも泣きそうになりました。撮影はパナソニックの24pを使っていたんですが、パッと見にはもうフィルムと質感が全然変わらない。羨ましいー。ていうか学校の備品だから、いつかは僕も使えるわけか。幸三氏が指摘していたように、イマジナリーラインの問題とか、指摘できるところはいくつかあるのですが、それを気にさせないくらい雰囲気が完成されてて、もう普通にBSハイビジョンとかで流されててもおかしくないくらいの出来。見てて心配になってきた。僕らは来年、あの位のレベルに達することが出来るんかいな、と。

多成勝情監督「秘密」は40秒の一発芸的アニメーション。世界観は割と好きなんですが、ちょっと原色に近い色使いが目に優しくなかったような…。オチはもう宴会の一発芸の域。うーん。コメントし辛ぇ。まあ、それなり。分野が違うので凄さとかがよくわからんかった。

辻下直美監督「Mary's Diet」。CGと実写を駆使した貯金箱のメリーの話。貯金箱のメリーが、夏に向けてなんとかダイエットしようと奮闘する話。発想は面白かったけど、結果的に話がメリーの中で終始しているので、少しドラマ性に欠けた感が。オチも薄々分かっちゃったし。でも映像のレベルは普通に高かったです。というか上映された作品はみんな、映像に関してはかなり完成度が高かった。何かもう泣きたくなる。

中井庸友監督「濡れる大地」。映像の完成度でいえば今回の中で一番。まあそれもそのはず、女優のプロモビデオを作るとかいう、なんかの企画の一本として作られたものらしい。カメラは業務用のDV使ってるし、切り絵調のアニメーションと実写の合成も上手かった。ストーリーは、今とは違う時代、枯れ果てた大地にひたすら種を植える少女の童話と、それを語る現在の女性(一人二役)の物語。富士山で撮ったという映像は、すでにどこかのPVくらいのレベルに達してたけど、いかんせんストーリーが現実の女性の独白?によって進むため、ほぼ9割がボイスオーバー(ナレーション)という状況。これがちとウザイ。女優の吉井玲はやたら綺麗に取れてるんですが、映画というよりはやはりPV、という印象でした。終わった後に抽象的だった現実パートの事を質問されて、監督が釈明しなきゃならない、というのもどうかと。

蓋を開けてみたら、身内だけべた褒めというなんだかなーな状況ですが、実際岡田さんの作品は反響も大きかったし、いくら矢崎、東両監督が協力してるとはいえ、ほとんどバックアップなしで独力で作り上げたんだからすごいもんです。思いっきりケツを蹴っ飛ばされた感じ。悔しい。目が覚めた。頑張らないと!

帰ってシナリオ書いてたらゴキブリが出たりしたけど、もうそんなんどうでもいい。もうね。ほんと。何とかしねーと!

6月25日

撮影監督、篠田昇氏が亡くなりました。岩井俊二監督や行定勲監督らの撮影監督として、あの映像世界を作ってきた人です。最後の仕事は『世界の中心で、愛を叫ぶ』でした。最後の最後まで完璧に仕事をこなして、あっという間にいなくなってしまいました。とても残念です。あの独特の手持ち映像はもう見ることが出来ないということです。先週樋浦さんが「犬と一緒に旅行にいってるのか、音信不通」と言ってましたが、まさかこんなことになるとは。ご冥福をお祈りします。

ここ最近、知っている有名人やクリエイターが亡くなることが増えてきた。それだけ僕も年をとってきたということかな。

6月24日

作家、冲方丁氏のサイトで日本SF大賞受賞作『マルドゥック・スクランブル』のプロモムービーが。やべぇ、かっこいい。小説のプロモっていうより映画の予告みたい。映像化しないかなあ。

他人の才能ってどうしてこう羨ましいのかなあ。凄いもん見せられてへこんでそれに近づこうと努力して「どうやー!これならどうやー!」とやってみたらすでにもっと凄いもんが出来ててそれを見てまたへこむ。身近なほどにへこむ。いやあ、ままならぬ世ですなあ!ほんと。

6月23日

チャリ盗られた!ガッデーム!!

というわけでもうなんかアレです。疲れ気味。昨日は新宿で出演とか撮影して『風音』の試写に行って軽く酒飲んでチャリがなくなってて帰って朝までシナリオ書いて寝坊しました。明日はバイト無いようなんで、ゆっくり寝ます。でも警備会社ってのは、どこも当日の朝に仕事の電話入れてきたりしやがるので油断大敵。

しかしなんだろうね。さっきタバコ買いに行く途中の路地で、木刀持ったタンクトップの兄ちゃんが素振りしてたり、警官に3人もすれ違ったり。治安がいいのか悪いのか。この街は。

シナリオ系分室へはリンクの「DEAD END」からどうぞ。書き忘れてた。

6月21日

シナリオ系分室作りました。

この前ひねり出したシナリオが、今期の1カット実習の脚本のひとつに選ばれました。ありがとうございます。これもひとえに信一郎(44歳、登場人物)のユルい人柄のおかげです。このままうまくいけば、いろんな監督の手によって信一郎が映像化されるわけです。信一郎には是非とも頑張ってもらいたいものです。頑張れ信一郎。

台風到来!でも元気にチャリ通!帰りは地獄!…ってほどでもなかったな。あんま雨とか降ってなかったし。サンダルだったんで色々とつるつるしましたけど。あと、青いペプシを買いました。青いだけでした。特にコメントなし。

何故こんなことを書いているかというと、サッパリ寝れないからです。明日は(というか今日は)朝から学友の撮影手伝い→『風音』試写会という映画コンボの日なのに!寝ろ!…寝ます。

6月20日

性懲りもなくバイト。一日中ショッピングモールの自転車整理。ひたすら自転車整理。疲れたー。日曜はおばさんとか家族連れとかカップルが多い。なんだかなあ。帰り間際に同僚のおっさんが客にイチャモンつけられて何か大問題になってたらしい。封鎖した駐輪場から入ろうとした自転車の客に、すぐ脇のベビーカー用の入り口を通るようお願いしたら逆ギレされたらしい。ニコニコしたいい人なんだけどなあ。ショッピングセンターの店長や、管理してる会社にまで波及してえらいことに。こっちに来なくて良かったー…。完全に災難です。この商売、何が致命傷になるかわかんないですよ。怖ー。

とまあ、色々あってバイト終わったら、何かもうものすごい疲れが。「風呂に入って一杯やるといいよ」という進言にしたがって、近所の銭湯に。我が家には風呂がありませんのでね。越してきたときは近所の商店街にある「初音湯」という銭湯に通ってまして、そこは昔ながらの番台があるいいところだったんですが、残念ながら4月いっぱいで閉業。最近はうちから2番目に近い「平和浴泉」に行ってます。この辺はこじんまりとした商店街が多くて、静かでいい雰囲気です。この銭湯は、普通1回の入湯料が400円のところ、380円で入れるので結構ありがたいです。昔ながらのビンのコーヒー牛乳とか売ってるし。かかってる音楽もサティとかパッヘルベルのカノンとかアンビエント系をチョイスしてくれてるのも僕好みです。客足もいつもより少なくて、ゆっくりくつろげました。あとはこの風呂から出た後のカルキ臭さがなければ最高なんだけどなあ。

照明の樋浦氏の銭湯トリビア。「江戸っ子の風呂が熱いのは、遊郭帰りの労働者が性病予防の消毒をするためである」。へぇ。

6月19日

今日はバイトが終わった後に、帰省途中の大学の後輩と飯を食いに行きました。「新宿でいい店教えてくださいよー」とか言われましたが、そんな店は僕が教えてもらいたいくらいです。新宿駅周辺は通学途中にチャリで通るけど、人が多くてウザいのでいつもスルーしてしまいますですよ。なんか今日はいつにも増して人が多かったような気もしましたが。

まあそういうわけで、結局シネファクの新宿御用達になりつつあるいつもの定食屋へ。ここは僕も以前hidoo氏に連れられて行ってからよく活用してるんですが、700円前後でそれなりに満足できるので、新宿に来て「いい店に行きたいー」と抜かす方々はとりあえずここに連れてってます。他にいい店とか知らんし。天下一品と松屋くらいですよ。僕があの辺で知ってるのは。

まあそんなわけで、無事に南口で合流した後、かつて所属してた映画サークルの近況やT君のことや「デスノート」のことなど色々話をしました。シネファクの皆さんは、せっかくVX2000持ってるんだから、もっとガンガン撮ってもらいたいもんです。まあそうそう簡単にもいかないか。

さすがに飯は自分で払いましたが、なんかビールを奢ってもらっちゃいました。お土産も貰っちゃいました。いやあバイト上がりのビールの美味いこと!…あーなんかこんなんでは全然いけない気がする。もっとこう、なにか、頼り甲斐とかそういうのを出してかないといけない気がする。今日この頃。

6月18日

「東北新社の渡辺の紹介です」と言うとただで劇場に入れるというので、会った事もない人の紹介で、三枝健起監督『ジェニファ 涙石の恋』のトークイベント付き上映に行ってきました。もうね、すごい。すごかった。酷いを通り越して神。神脚本。いまだに混乱してるので、何を書いていいか分かりませんが、『北京原人』とか『シベ超』みたいに何が神なのか分かりやすい作品ではないです。普通なのに、一見普通なのに、どういうわけか神。とりあえずひとつだけ分かりやすいのは、ヒロインが消えるってとこかなあ。何の前フリもなく伏線もなく、抱きしめられたヒロインが突然消えるんですよ。「ジェニファー、何で消えるんだー!」ってこっちが聞きたいですよ!とりあえず、今は混乱してるんで、落ち着いたらちゃんと書きますが。いやあすごかった。何でみんな笑わなかったんだろう?

6月17日

シナリオ書き終わり。まったくなんでこう時間がかかるんかな?いや書き始めれば2時間くらいなんですがね。それまでが長いっつーか。頭で考えてる空気を紙に写し取るのが難しい。しかも、何か書いてくうちにどんどん長くなっていって、結局ペラ5、6枚のところ20枚も書いてしまいましたよ。まあこんなに苦労しても、映像にしたらざっと時間換算して10分そこそこなんですが。

特に、最近の課題は1カット実習用、つまり1シチュエーション1カットで撮らなくてはならないということで、ひとつの部屋を舞台にした短編という制約つきなんで、かなり苦労しましたですよ。三谷幸喜じゃあるまいし、そんな密室劇書けるかと。今は話より脚本をうまく書けるようになるための課題なんですが、やっぱり書く以上は面白いもの書きたいしねえ。一応プロットの通りに出来たんですが、どうも話が重くなっていけません。こう、もっと「フフッ」って感じのものを書きたかったんだけどなあ。

郵便受けを見たら、うちの学校で講師をやってる東陽一監督の新作、『風音』の試写会招待券が入ってました。以前応募した奴です。ここだけの話、抽選だけど電話欄にうちの学校の名前書いたら問答無用で当たるとのことだったので。つうわけで22日に観に行ってきます。予告見たときは米軍の戦闘ヘリ「コブラ」が映ってました。福井晴敏の『Twelve Y.O』で、ばかすか撃墜されてた奴です。まあどうでもいいことですが。

あ、あと15日をもちまして「LIFE LIKE BLUE」は開設一周年でした。すっかり忘れてたし。よくもまあこんなに続いたもんだ。これからもひとつよろしくお願いします。

6月15日

まったくもって今日もバイト。昨日夜勤のはずだったのが、電話したら現場延期でいつものショッピングモール警備になってそれから30分もしないうちにガス管工事の交通誘導に変わって今日その現場に行ったら変更の電話があって結局いつものショッピングモールに行きました。なんなのさ!もう!

バイトしてるとシナリオ書く時間が無くて、バイトをしないとタバコを買う金が無くて、タバコが無いとシナリオが書けない…という悪循環がここに。

というわけで明日提出のシナリオ書きます。今んところすげぇ面白いです。頭の中にあるうちは。書き出すとこれが中々…ねえ…。

6月13日

『BIOMEGA』ー!!『BLAME!』の連載終了から半年、間に『BLAME学園』なる珍作を挟みつつも、待ちわびた久しぶりの新作!しかも週刊!日付の変更と共にコンビニに駆け込んできましたが、ほぼ『BLAME!』の世界観そのまま。東亜重工とか。主人公もロンゲの霧亥以外の何者でもないし。嬉しいなあ。相変わらず雑誌では真っ黒で何がなんだか分かりませんでしたが、これで毎週の楽しみがひとつ増えました。はやく単行本で読みたい。どうか打ち切りだけは免れますように…。

さて、今日もバイトを終えて帰ってきたら夜10時半。商店街なんかは軒並み閉まっているので、晩飯を求めて近くの松屋へ。疲れた日は一杯の豚丼に限りますなあ。安いし。しかし、そこでとんでもないことが!僕の斜め向かいに、マイケル・ジャクソンと名倉潤を足して身長を2で割ったような客が来たのですが、この人がカルビ焼肉定食を注文。先に来たサラダにフレンチドレッシングをかけたまでは良かったのですが、この男、そこにさらに七味唐辛子をかけ始めたのです。サラダに七味!?しかもフレンチドレッシングで!?味が想像出来ねぇ!とか思ってたら、彼はそこにさらに醤油をかけ始めたではないですか!なッ…醤油まで!!?フレンチに七味と醤油!見事なまでの日仏融合!これは新しい!いや、もしかしたら松屋のサラダにはフレンチ七味醤油がデフォで、上京してきたばかりの僕が知らないだけなのかも!?と、ゴマじそをかけただけで満足していた自分に、何故か妙に恥ずかしい気持ちになっていたら、そこに彼のオーダーしたカルビ焼肉が。すると、彼はおもむろにカルビのタレを取り、タレの器に。そして、さらに焼肉のタレ(おろし焼肉味)をミキシングし始めたのです!今度は日韓友好!?日本が何十年もかけて越えようとした半島との文化の壁をいともやすやすとー!す、すげぇ!こいつ、プロだ!タレの味を確かめてニヤリと笑った男を見て、ある種の感動と敗北感すら感じ始めたとき、さらに意外な出来事が!なんと、つけダレとは別に、肉に直接おろしダレをかけ始めたのです!…ええー…?これはさすがに味が想像できました。濃いだろ!それ!顔が濃いだけに味も濃いと?そんなオチでいいのか?嬉々として焼肉を食い始めた彼を見て、何かもうどうでもよくなって店を後にした今日この頃だったり。

6月12日

『BIOMEGA』!ヤンマガエライッ!

今日も今日とてショッピングモールの地下駐車場ゲートで「どうぞーお通りくださーい」と言い続けてたら喉が枯れました。このまま行くと学校とバイトで一週間フル活動ですよ。休み欲しい。夜勤でもいいから。

一緒にバイトしてる専従勤の人たちのバイト代が時給1000円だと知る。なッ…!僕が山梨の暴走高速道路で魂をすり減らしながら稼いだ給料と同額じゃないですか!魔のSトンネルの5キロの道のりで、煤と排ガスが溶け込んだスプリンクラーの放水を浴びながら日の光を捜し求めたあの日々と、買い物袋のおばちゃんにこわばった笑顔を向けるのが等価とは!アレ?しかも僕の今の給料って、基本8時間の日給7000円じゃ…?どう計算しても専従勤の人たちより少なくなる…。ハメられた!?

あわてて課長に電話したら、いちおう僕は夜勤専従で、土日だけショッピングモールの助っ人になるんだそうな。夜勤の給料は基本8時間の8500円だから、時給換算より割が良くなると。で、場所によって日給と時給を分けることは出来ないから、お得な日給に一律してると。う…ん?得してるのか?よく分からん!ただひとつ言えるのは、同じ時間同じ労働をしても何故か僕だけ1000円ほど給料が安いということだ。

菅野よう子/『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX O.S.T.2』。菅野よう子の一連の作品を指して、「器用貧乏」という向きもあるが、要は民族音楽からノイズギターまで自在に操れる、それだけの幅を持ってるということでもあり。まあ、NHKのドラマから∀ガンダムまで、どんな媒体においても自分の色を出し、かつ作品になじむ音を出せるのだからやっぱり彼女は天才なんだろう。個人的にはK「living inside the shell」のフルヴァージョンにノックアウト。ヴォーカルのScott Matthewの声は『カウボーイビバップ 天国の扉』以来のファン。彼に限らず、メンバーはほぼ無名な面子を集めているにも関わらず、これだけいい人材を見つけて使いこなせるのだから、菅野よう子の位置あいというのは作曲家というより音楽監督というのが正しいのかもしれない。

6月11日

なんかこう…バーッとアイデアを具現化できるような…そんなやつ出来ないかな…。

先日の奴を補足。来春公開予定の『ローレライ』に引き続き、デビューから応援してきた乱歩賞作家、福井晴敏氏の『亡国のイージス』の映画化が決定!監督は『KT』『顔』などの阪本順治、キャストは真田広之に中井貴一、佐藤浩市、寺尾聡など渋い面子。まあ正直キャストのイメージと違うところや、阪本監督にアクションが撮れるのかなど心配どころも多いですが、海自の協力も得られるということで、とりあえずは期待大。ハリウッドに寄りかからず、邦画のように地味にならず、日本独自のアクションが確立できるかどうかが評価の分かれ目になりそうです。福井氏はこの他に角川で『戦国自衛隊』も控えており、来年はなんかエライことになりそう。

今日は山梨から上京してきた、大学のときの友人たちと一緒に飯を食いに。全然変わってなくて何か安心しました。まあ2ヶ月やそこらでそうそう変わるもんでもないですが。自分を含めて。それでも、大学に残ってる友達の近況などが聞けて楽しかったです。山梨の話を聞いてたら、何か無性に名物のうどんが食いたくなってきました。生活にまったく余裕の無い現在の状況では、なかなか遊びに行けそうもないですが。

最近はバイトとシナリオ書きでいっぱいいっぱいです。毎週のようにシナリオの締め切りが。書いても書いてもなかなか納得できるもんが出来ません。プチスランプ。ていうか映像を撮りたい…。

6月9日

http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/p-et-tp0-040608-0011.html
━━━━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━━━━!!!!

この2日間、高校時代の部活の友達が泊りに来てました。彼は神戸商船大(現神戸大)に入学しまして、海の男まっしぐらな人です。就職も海運業日本一の日本郵船に決まりまして、ほんと輝かしい限りです。年俸1000万だそうです。すげえなあ。一時寄航で上陸してまして、今度は神戸港から旅立つそうです。海賊に気をつけてください。

最近の商船には、放水で海賊を撃退する装置も付いてるそうで。危ないところに停泊中には夜間もライトを全開にして、それでも近づいてくる輩には、1立方cmあたり10トンの放水をぶっかけてやるそうです。船の上で指先あたり10トンの攻撃を受けたらただでは済みませんなあ。それでも最近頻発してる海上テロなんかを見てると、無事に帰ってきてほしいもんです。

昨日は警備のバイト。場所は東陽町。通勤時間約1時間です。明日は6時半出発です。うはー。

で、昨日はバイト先に車で送ってもらったわけですが、そのときに、担当してくれた課長さんとの話の中でテロの話題に。テロテロと言われていても、サッパリ起こる気配も無い平和な我が国ですが、課長さんは開口一番「明後日か明々後日だね」と。ええー!警備関連の団体や警察との推察では、911を成功させたテロリストが、ゲンかつぎで11日を狙ってくる可能性が高いと。スペインの列車テロもそのくらいだったらしいし。先日、公安がテロリストの協力者と思しき人間を何人か捕まえたそうですが、内偵していた危険人物10人が現在行方不明だそうで。「羽田空港のフェンスはブラフだね。一番危険なのは新幹線か山手線」とのことでした。というわけで、金曜に上京してくる無学たち、気をつけてください。

あ、あと、歯はその金曜には治りそうです。誰かと顔を合わすたびに「喧嘩したの?」と聞かれるのも飽きたので、早く元に戻ってほしいです。歯科医のばあさんには、やたらと歯形をほめられました。「こんなにきれいに揃った歯形は中々お目にかかれない」とか言われました。うーん。歯型をほめられたのは生まれて初めてです。出来れば映画でほめられたいもんですが。

6月8日

バイトに行ったり歯医者に行ったり学校行ったり高校のときの友達が泊りに来たりシナリオ書けなかったり、もうほんと無理。更新。もうちっと暇になったらちゃんと書き直しますから。

6月6日

今日から梅雨入りらしいです。週間天気見たら一週間ずっと雨。チャリ通の身としてはちと厳しいですなあ。

ジャンプでやってる『デスノート』が最近やたら面白いです。とりあえず殴っとけを身上とするジャンプ連載(偏見)でありながら、頭脳戦を中心に据えたサスペンス。『ヒカルの碁』の時もそうだったけど、こういう風にリアルとフィクションを上手く両立させ、なおかつ、緊張感を持続させた展開で引っ張れるって、すごいストーリーテリングなのではないだろうか、とか。最近シナリオ書いてて思ったり。これに限らず、浦沢直樹の作品読んだりすると、最近のオリジナルの映画やドラマは、小説や漫画に比べて物語の質が落ちてるような気がしてならなくなります。

そういえば、昨日から写真家中平卓馬をモチーフにしたホンマタカシ監督の映画「きわめてよいふうけい」が公開されてた。「STUDIOVOICE」誌で連載してた時には毎月楽しみにしてたものだけど、ドキュメンタリーとして一体どんな作品になってるのか非常に楽しみ。何食か削れば観にいけるかな…。

6月5日

個人的メモ
『攻殻機動隊 TRIBUTE ALBUM』ホシイ(・∀・)!
『GHOST IN THE SHELL TRIBUTE "CATEGORY:TECHNO STYLE Ver2.0.0"』ホシイ(・∀・)!
『サムライチャンプルー music record departure/Nujabes/fat jon』ホシイ(・∀・) ゲッツ!
『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX O.S.T.2』ホシイ(・∀・)! ゲトー!
『「MONSTER」オリジナルサウンドトラック』ホシイ(・∀・)!

見事にアニメのサントラばっか。というのも、今月号の「STUDIOVOICE」誌の特集がアニメーションだったからなんですが。菅野よう子の登場以降、アニメのサントラといってもなかなか馬鹿に出来なくなってきましたよ。まあ、昔から『王立宇宙軍』のサントラを教授こと坂本龍一が手がけてたりして、意外と掘り出し物は多いんですが。特に『MONSTER』のエンディングなんて、デヴィッド・シルヴィアンだもんなあ。この人が、木村拓也の数少ない傑作ドラマ『ギフト』の主題歌を歌ってたというのは初めて知ったけど。

最近はCD買う金もないので、ネットラジオばっか聴いてます。シナリオ書くときに音楽があると無いとでは、全然進みが違うし。コレがまたなかなかの優れもので、音質は悪くないし余計なトークとか一切無しに音楽流してくれるしジャンル別で聴けるし。まあリスナーとのフィードバックは無いけど、ただ音楽が聴きたい身としては非常に使い勝手がよろしい。ジャンルも豊富で、ロック、メタル、フォークオルタナHIPHOPダブクラシックテクノといったところから、ひたすら特撮のテーマ流してるだけの局とかインドネシアの最新ヒットチャートとか韓国のポップスとか。個人的にはアンビエント、ダブ、チルアウト、バロックを行ったり来たり。しかし困ったことに、聴いてて良いのがあるとまたCDが欲しくなってしまったりとか。

6月4日

歯がー。

壊れました。右の差し歯が。チクショウ…。弁当食ってるときに米と一緒に噛んでしまいましたですよ。やはり姿形は似ていても、本家にはかなわんということです。

僕は前歯が2本とも差し歯なんですが、これは高校時代に、街灯もまばらな帰り道をチャリで走ってるときに、突然現れた(ように見えた)駅伝の告知看板に激突して空を飛び、そのまま顔面から大地に激突したという惨事によるものです。もうかれこれ4、5年の付き合いになるのかー。早いもんだ。

別段痛くもないのですが、20歳過ぎて歯ッ欠けというのもアレなので、近所の歯科医へ。こじんまりとした建物だったんですが、中に入っても誰も出てこない…。やがて奥から、僕の祖母みたいな年齢のおばあさんが出てきまして、受付の人かなあとか思ってたら、部屋の中にはその人しかいないし。受付も助手もなく、魔法使いみたいなばあさんひとり。それがこの歯科医だったのでした。うわあこのおばあさん他人の歯がどうこういう前に、ご自分の歯すら残ってるかどうかー…。かなり、それはもうかなり心配になりましたが、とりあえず診察室?で話をすることに。僕の部屋とどっこいどっこいの広さの中に、奇怪な診察台と歯科関係の書類が山積み。しかし当の本人は割と頭の回転も速く、話してみるとなかなか面白い方でした。腕は別として。結局月曜にならないと技師のひとが居ないということで、また月曜日に来院することに。あとは1時間くらいずーっと身の上話とか近所の風呂屋が潰れた話とかこの辺の治安問題とかについて喋ってました。最初は奇怪だった部屋も、話してるとなかなか居心地がよく、カーテンを通して入ってくる午後の西日とおばあさんの風体と相まって、何か神秘的な感じに、こう。なったりとか。

とりあえず、(腕は別として)なかなか面白かったので良しとしましょう。差し歯がぶっ壊れなかったら、このおばあさんに会うこともなかったわけだし。しかし計算してもらったら費用が10000円くらいか…。痛ー。

しかし、この前の床屋といい今日の歯科医院といい、うちの近所には不思議な店が揃ってますなあ。

6月3日

昨日は学校の学科主任の方に、半ば無理矢理飲みに連れて行ってもらってました。この辺も大学時代とあんま変わんないですね。

今日は警備のバイトの研修。研修中も一応金が出るのですが、装備品の預かり金と相殺というかむしろマイナスだったり。研修といっても一日中研修室でビデオを見てるだけでした。ひとりで。HPには「先輩たちの丁寧な指導で、初めてでも安心!」とか書いてあったような…。まあいいけど。合間に久しぶりに普通の番組を見ました。うちにはテレビ線無いからね。世の中さほど変わってなくて、なんか拍子抜けしました。

警備といえば、ネットで探しているときにこんなところが。ストーカー対策や身辺警護はともかく、防弾・防爆車輌…外人部隊…?か、カコイイ(・∀・)!しかも名前がSSS。ある種の人間にとっては、シャフト・セキュリティ・システムを思い出させますなあ。いやむしろそこから取ったのか?フランス外人部隊出身者がストーカー警護…。いやはやすごい時代になったもんだ。

ウォルフガング・ペーターゼン/『トロイ』。全体的な出来としては予想以上でも以下でもなく。どうも最近のハリウッドアクションは敵に足る存在がいないとみえて、歴史的な戦争とかそういった方向性に偏りがちなような。『キング・アーサー』しかり。90年代軍事アクションの担い手だったタッチストーンピクチャーズまで歴史物か…。

それでも観るべきところは色々とあって、ブラッド・ピット扮する剣士アキレスの、ランニングスタイルの剣術は割に新鮮味があって面白かったです。エリック・バナ扮するトロイのヘクトルも渋い味を出してました。オーランド・ブルーム扮する弟のヘボ王子は全く記憶になし。しかし、一番度肝を抜かれた演出は、大量の帆船でも5万近い兵士同士のの戦場でもなく、アキレスとヘクトルの一騎打ちのシーン。ヘクトルの視点で描かれた2人の対面するカットで、さりげなく緊張するヘクトルの鼻息が音響で入れられてまして、これがすごい効果を出してます。現実に、極度に緊張したときに周りの音が聞こえなくなって、自分の鼻息だけがまとわりつくというのは誰しも経験があることで、こんな些細なことがやたらと緊張感とリアリティを出していてビビりました。たぶん、そんなことは誰も思わなかったでしょうけど。

最近の自分の映画評を見てみると、何かもう音のことばっかり。もうCGを駆使したすごい映像とか見せられても、何も感じなくなってるのかも。それはおそらく世の大部分の映画ファンも同じことで、昨日劇場でかかっていた映画の最先端CG技術が、翌週にはお茶の間のCMで流れている。いやはや恐ろしい時代になったもんだ。

6月1日

昨日の日記読みづれぇー。

本日はバイトの面接でした。警備員です。もういいです。僕には明るい陽のあたる場所より、煤にまみれたむさ苦しいところのほうがお似合いですともさ。

しかし、改めて警備員のバイトを受けてみると、備品の預かり金で初任給から2万もしょっ引かれたり、自腹で指定の病院で薬物使用の検査とか何かややこしいことでいっぱいです。前いたとこは改めて(いろんな意味で)凄いところだったんだと思いました。警備員経験がある人間は研修なしの優待みたいのがあるらしいですが、結局5日間研修受けなくちゃならなくなりました。やれやれ。

午後、世田谷美術館で開かれている宮本隆司の写真展へ。宮本氏の写真とは、廃墟写真集を買い漁っていた頃に東京都写真美術館のミュージアムショップで『九龍城砦』という写真集に出会ったのがきっかけ。5000円もしたのですが、かなり悩んだ末に買ったような記憶が。今考えるとすげえ買い物ですね。

世の美術館の例に漏れず、世田谷美術館も郊外のかなり辺鄙な場所にありまして、東急田園都市線の用賀駅から徒歩で20分近く。果たして方向音痴にたどり着けるものかどうかと思っていたら、駅前から整備された遊歩道が美術館まで延びてまして、しかも曲がる場所にいちいち地図と現在地の書かれた標識が立ってたりで、なかなか心憎い配慮でした。歩道は、地面に俳句が書かれてたり、人工の小川に石橋が架かってたりで、何か間違ったジャポニズム文化的色合いを濃く出したような。一歩踏み出すとごく普通の住宅地。妙にでかい駅といい、再開発真っ只中という匂いがしました。

美術館は、これまたでかい公園の中に建ってまして、薮蚊に襲われつつ中へ。入館料一般800円。中はガランとしてて、誰もいません。チケットに071と刻印されてたのですが、これが今日の来館者数なのか、写真展が始まってからの人数なのか。後者だったら悲惨だなあ。

展示は、宮本氏のこれまで出した写真集の作品が7室に渡って網羅されているのですが、阪神大震災の写真なんかは実物大に伸ばされてたりして、まるで本当に廃墟の中に迷い込んだようでかなり(・∀・)イイ!といっても、実際の現場ではあの瓦礫の下に何人も埋まってしまったりで、あまり喜んでばかりいる訳にもいかんのですが。

後半にあった『ピンホールの家』という作品集は、ひたすらホームレスのダンボールハウスを撮った『ダンボールの家』という作品から着想を得たものだそうで、等身大のダンボールハウスを作ってそれ自体をピンホールカメラにするというもの。ピンホールカメラといえば、昔ガキだった頃に、自由研究でピンホールカメラを作って写真を撮ったら、夏休み最後の夜に友人から電話がかかってきて、何もやってないから共同研究者ということにしてくれと。そしたらその研究がなんかの賞を取ってしまって、何もしてない奴と一緒に壇上に上がった記憶があります。まあどうでもいいけど。

まあそういった作品は非常に面白かったのですが、何か天井間際まで作品を展示した『九龍城砦』や、ひたすら地面から5センチくらいのところに作品を置いた『ダンボールの家』の作品集なんかは見辛くて、なんかアイデア倒れのような。元学芸員資格専攻に言わせてもらえれば。

まあそういった点を除けば非常に面白かった訳ですが、最後に立ち寄ったミュージアムショップで図説が売られていて、それがなんと2300円。た、高えー!普通1000円くらいだろうと思いつつも金を下ろしてまで買ってしまった僕は何も成長していないということなのですね。

ところで、友人Yがかなり酷いことになっているらしいような。早く良くなって下さい。