LIFE LIKE BLUE

Diary Log-2004-11

12月31日

バイト。疲れた。朝6時出発。あれ?今日で2004年て終わりじゃね?まあいいや。今日はまた雪が降った。ビル風に煽られて顔にバチバチ当たって痛いのなんのって!妙に攻撃的だね東京の冬は。雪かきだのなんだので参った疲れた。しかし、さすがに自転車で来る客は少なく、最後の自転車整理のポジションは暇だったので、雪だるまを作って遊んだ。施設警備の綜警の連中に見られなくて良かったー。

『ローレライ』と『亡国のイージス』の予告編が追加。予告を観た限りでは、軍配はどちらかといえば『ローレライ』かな。『ローレライ』の方は、最大の弱点と思われたVFX部分に多少の違和感が残るものの、庵野秀明が描いた絵コンテの功績か、カッティング次第では十分補えそうな気配。対する『イージス』は、やはりどこか邦画の泥臭さが抜けない印象。特報で垣間見られるシークエンスは原作に忠実ではあるものの、それゆえ微妙に上滑りしている感が否めないというのが正直な感想。発砲エフェクトや爆破部分も、実写メインで撮影しているネックか、どうしてもある種のショボさが目立ってしまっているような…。『ローレライ』の戦闘パートは全てCGだけど、さすがは特撮畑の樋口真嗣というか、現実感の欠如を逆手にとってCGならではのアングルや魅せ方を前面に出しているため、リアリティよりは疾走感や迫力を感じさせる仕上がり。実写に拘った『イージス』は、それゆえにどうしてもハリウッドアクションを見慣れた目には物足りなさが残る。まあ、まだこちらはこれからがブラッシュアップなので、今後の画の作り方によって変わる可能性が残っているけど。なんにせよ、来年は新しいタイプの邦画が出揃うので楽しみは尽きませんがね。

というわけで、来年もよろしくお願いします。

12月30日

バイト。疲れた。朝6時出発。人が多くて参った。右折で僕を轢き殺しそうになってまで来たい所か?ここって?ばかちんめ。さすがに疲労が激しくなってきた。

桜坂洋の『ALL YOU NEED IS KILL』を読了。ライトノベルだからあっという間に読めた。ラノベは基本的につまんないからあまり読まないんだけど、これは神林長平が推薦文を書いていたからね。あと、イラストが安倍吉俊だったしね。正体不明の生命体と戦争中の近未来、初任兵の主人公が初出撃で死んだ後、何故か同じ出撃前日に戻ってしまい戦闘を何度も繰り返すことになるというもの。一発アイディアのように見えて、結構よく練られたプロットで面白かった。この人にはもっとちゃんとした長編を書いてもらいたいなあ。ところで、もう読む本も買う金も無くなってしまいました。どうしよう?

12月29日

バイト。疲れた。朝7時出発。寒い。と思ってたら、雪とか降ってきやがった。手袋の先から靴下の先まで濡れて凍え死ぬかと思った。もうホントいらないから。こういうの。結局、寒さに負けて、バイト先のスーパーで長靴と靴下とつま先用ホッカイロを購入。ああ…金が…。ヤバイ。年を越せるかどうか怪しい感じに。

バイト中にちびちび読み進めていた、ロレンゾ・カルカテラの『ストリート・ボーイズ』を読了。別にヒップホップとかそういうのは関係がない。第二次大戦中のナポリで、ドイツの精鋭機甲師団に立ち向かう戦争孤児の少年少女と一人の米兵の話。原作者はバリー・レビンソン監督の『スリーパーズ』の原作を書いた人。この小説も、同じく監督バリー・レビンソン、主演ジョージ・クルーニーで映画化の企画があるらしい。まあハリウッドの「企画」って奴は大抵流れるんだけどさ。観てみたいね。

12月28日

バイト。疲れた。朝6時出発。バイトが終わった後、同僚Kと先日のTAKA-Qのアウトレットへ。最終日だったせいか、7時過ぎに着いたらもう片付けを始めていて、ほとんど落ち着いて買い物できなかった。結局、残り物のインナーとマフラーを買って、ふたりでこの前の飲み屋へ。あれ?先週とまったく同じ行動だ。一人足りないけど。まあいい。再び二人で出し巻き玉子とか牡蠣鍋やらを注文して、さんざ飲み食い。でもたらふく食って5000円くらいだった。しかも奢ってもらった。いい奴だね。ありがとう。

12月27日

バイト。疲れた。朝6時出発。自転車整理をしていたところ、歩道に原付を止めている男がいたので注意しようと近づいたら、自分の原付の周りをうろうろしながら、誰もいない車道に話しかけて笑っていました。わーお。摩訶不思議。さすがは江東区だね。無論、そっとしておいてあげましたとも。

バイトが終わった後、バイト先の忘年会。2時間前になって上司から、「同僚K(仮名)と、バイトが終わったら飛び込みで8人入れる店を見つけてこい」とのこと。なッ…!この忘年会シーズンにそんな店を見つけるのは「イラクへ行ってアメリカ好きのテロリストを見つけてこい」という命令に等しいですぞ!?しかし、否と言えば国家反逆罪で銃殺刑で首吊り獄門だ。そんなわけで、二人してのこのこと駅前の飲み屋を片っ端から訪ね歩くことに。結局「村さ来」で6人掛けのテーブルを確保するも、やってきた先遣隊は渋い顔。飲みかけのあんず酒もそのままに、再び夜の江東区を疾走すること数十分、ようやく「養老の滝」で席を確保…。疲れた。こんなに疲れた飲み会は久方ぶり。でもまあ楽しく酒が飲めてよかったけどさ。「じゃあ次は新年会ね」っておい!

12月26日

つ…つかれた。まだ先は長いのになー。あと、あのバイト先の寿司屋の野郎、次会ったらぶっとばす。

バイトの合間にちょこちょこ読み進めていた定金伸治の『ジハード』全6巻を読了。面白かった。明日から読む本が無い。どうしよう?

12月25日

バイトでしたがね、僕としては他人のことをとやかく言いたくはないのですがね、あんな4流のクソホテルでも、やっぱそれなりの宿泊料取るわけですよ。なのになんで、ここに来る大学生くらいのカップルとかは普通にタクシーとか乗り回してるのですか!?僕だってタクシーなんて生まれてから3回くらいしか乗ったことねーんですぞ!?生まれて始めて乗ったのは確か、中学の修学旅行で集合時間に間に合わなくなって、友達らと金出し合って乗ったときだったかな?まあそんな思い出は別にどうでもいいんだけどさ。みんな金もってんなあー。タクシー。轢かれそうになるのは日常茶飯事だけどな。

帰りにバイト料の前借りをしに、会社のある新大久保に立ち寄ったところ、「CD30円」なる札が目に入りまして。まあ見てみたら30円なのはシングルくらいで、あとは300〜500円くらいだったんですが。要はレンタル流れの中古CDの売り出しだったんですがね、もらったばかりのバイトの前借り(来月の家賃)を持っていたこともあって、ふらふらと立ち寄ってみまして。栄ちゃんからゴーイングアンダーグラウンドまでごたまぜ闇鍋状態でしたが、なかなかどうして結構掘り出し物が。色々探して、結局買ったのはTEARS FOR FEARSの『シーズ・オブ・ラヴ』、SpiralLifeの『FURTHER ARONG』、そしてトップガンのサントラ…。

ティアフィアに関しては、かなり好きなんですが古くてマイナーなため手に入らないという感じでして、以前ディスクユニオンに行ったときに店員に尋ねたところ、「その辺の中古屋に行けば100円で手に入るよ」と言われて以来、ショックで定価で買う気力が霧散したという経験が。これは300円。まあ、意外と探してみるもんですね。で、スパイラルライフの方はたったの50円ですよ。言わずと知れた現AIRなわけですが、僕はどっちかと言うと色んな方向性に枝葉を伸ばしたAIRよりも、愚直なまでにメロディアス一辺倒なスパイラルの方が好きだったりする。と言いつつも、このアルバムは94年ごろの発売みたいだけど、音楽性は根本的に今とまったく変わってなかったりする辺りがまた面白い。いい意味でね。多分これは早すぎたのかも。トップガンについては…何度買っても、いつも気がつくと無くなってるから…。

とまあ、金があるからいい人生だとは言えないしさ、安い中にだってこうやって良いものが潜んでるんだからね、ああでもやっぱもう88円のどん兵衛は食いたくないなあ…という、教訓あるいは寓話。

12月24日

僕ですか?ええまあ明日からバイト10連勤らしっすよ?ハハハ。自虐的だからやめような。こういう話は。

さて、そういうわけで今日が年内最後の休みだったため、アマゾヌで注文した品をなんとしてでも受け取らねばならない。バイトの日は総じて朝8〜9時出発、帰宅が21〜22時といった具合なため、代引きできないのですよ。まあそういうわけでね、ずっと部屋に閉じこもってペリカンが荷物を届けてくれるのを今か今かと待ってたわけですよ。ああ、これがアレか。サンタクロースを待つ子供心ってやつかぁ…。しかし、午前中配送でお願いしてたはずなのに、いくら待てど暮らせどやってくる気配が無い。悪い子だからかな?あれかな?こないだバイトのときにおばあさんに間違った道を教えちゃったからかな?それとも立哨しながら寝てたからかな?しかしね、こっちも金払うわけだからね、悪かろうが良かろうがブツは持ってきてもらわんと困るんですよこのクソサンタ!

とまあ、どちらかといえば子供の夢どころかマフィアの取引に近い感じになってきたわけですが、業を煮やして電話したところ、どうやら配送日を間違えたらしく。とりあえず急遽持ってきてもらうことにはなったのですが、品物が届いたのは午後4時過ぎ。結局、クリスマスがどうのという以前に、休日なのに一歩も外に出れないという非常に夢も希望もない結末になってしまいました。今年最後の休みを返せこのやろう!

とりあえず、届いたビバップのボックスがケーキの箱型だった(しかもディスクのレーベルがケーキのデザイン)のをクリスマスケーキの代用品、近くの商店街の弁当屋で買った290円のフライドチキンを七面鳥代わりにしてなんとかクリスマスらしきものを乗り切ったわけですよ。散々だなおい。そんな僕を神様が見かねたのか、夜になって最近家の近くに越してきた学校の友人から1本の電話が。「これからケーキ食べに来ん?」とな!まあそんなわけで彼の家にお邪魔してケーキを頂いたのはいいんですがね、彼というか彼とその彼女と一緒っていう…。前々から言ってることですがね、なぜ僕はこうもカップルと同席する機会が多いのかと。そういうアレの下に生まれたのですか?まあいいけどさ。なんど経験してもやっぱ居心地がね、その、アレですわ。まあ、折りよく『天空の城ラピュタ』なぞやってましてね、僕の好きなムスカ大佐の「目が!目がぁー…ぁぁぁ…」を聞けたので良かったです。「次は耳だ!跪け!命乞いをしろ!小僧から石を取り戻せ!」ありがとうムスカ。メリークリスマス。

12月23日

バイトでした。天皇誕生日だろうがなんだろうが世の中は止まることも無く。

今日の夕暮れは本当に良い夕暮れだった。水性絵具を水に溶かして擦り付けたようなオレンジの雲が綺麗だった。なんかこう、真っ赤な夕焼けよりもこういう淡い感じの夕焼けの方が好きだなあ。仕事中だから写真撮らなかったけど。この季節の夕暮れのグラデーションはデジタルじゃ再現できないわ。色は正確に写し取っても、あの抜けるような深さとか高さとか空気の匂いは、なんかしらけたもんになってしまうような気がする。だから、あの時間にあの勤務場所で思う存分堪能できたのはなんとも幸運。人生ってのはこういうことがあるから素晴らしいね。今日の日記は爺くさいね。まあいい。疲れてるのだ。

明日は休みなのだが、実はすでに24日の朝6時だったりする。なんで僕は徹夜してるんだ?おかしいな…?

12月22日

休みだったので、予定を繰り上げてトニー・スコットの『マイ・ボディガード』を観に新宿へ。各方面から非難の嵐であるこの邦題ですが、ま、別にいいんじゃないすか?原題の『燃える男』ってのはちょっと古い感じだしね。中身としては、とりあえずクィネルの原作にある程度忠実であり、場所をイタリアからメキシコに置き換えたのも現在の説得性としては有効。しかし、物語としてより、今回はトニー・スコットの映像手法が非常に極端。『エネミー・オブ・アメリカ』あたりからカットバックや早回しといった手法が顕著になってきたトニーですが、『スパイ・ゲーム』まではあくまで場面転換などに応用されていたのが、今回はドラマ部分を含めた全編を通して用いられており、さらに「手持ち」という要素が加わったために、少々観辛い。あれはちと人間の視覚把握能力を超えてる気がする。とにかくすさまじいカット数をひたすら積み重ねており、実習制作のリールが最大1600フィートみたいなこちらとしては嫉妬すら覚えるわけですが、まあそれは置いといて。部分部分はいい感じなんですが、重要なのは、ああいったMTV・CF系の映像表現は、ともすれば役者の演技自体を破壊しかねんわけで、やはり場面転換のようなexカットや、ジョン・ムーアの『エネミー・ライン』で用いられたような機械的な説明的表現の省略形としての存在までが限度かと。歳を重ねて落ち着きが出るどころか、倍速になりつつあるトニー・スコット。やりたいことは分かるからちょっと落ち着けと。

あと気になったのは、音楽担当のハリー・グレッグソン・ウィリアムズ。最近では『シュレック』なんかの音楽も担当して着実にハリウッドの音楽家としての地位を固めつつあるわけですが、『メタルギア・ソリッド2』のスコアで直感した通り、スコア界の御大ハンス・ジマーの系譜に属しているらしい…のは知ってたけど、さりげなく経歴に『ザ・ロック』や『ブロークン・アロー』が含まれているのは…。『ザ・ロック』に関しては、ニック・グレニー・スミスが共作としてクレジットされているわけですが、まさか彼も関わってたとはね。本格的に映画音楽に参入を始めたのは95年辺りかららしいので、まだ駆け出しとして何らかの形で手伝ってたのか?『ザ・ロック』以降、カン・ジェギュの『シュリ』や本広克行の『踊る大捜査線 THE MOVIE』のスコアにみられるように、世界的に模倣されるようになったハンス・ジマーですが、『グラディエーター』以降の最近のスコアを聴いていると、やはり趣向がオーケストラ形式からもっと素朴な民俗音楽系に流れていることが分かりますな。当時はジマー節と謳われたストリングスとオーケストラによる独特の音楽観は、後続のトレバー・ラビンや当のハリー・グレッグソン・ウィリアムズに引き継がれたわけですが、やはり本家に比べると軽いというか、やや重厚感に欠ける趣が。記憶に残りづらいというか。まあそれだけハンス・ジマーが天才的な音楽観を持っていたという証明ではありますが。とりあえず、ハリー・グレッグソン・ウィリアムズには『メタルギア』シリーズのようなゲーム方面だけでなく、邦画にも参入して欲しいというのが正直な感想。

12月21日

バイトが終わった後、同僚らと3人で忘年会。ひとりが郵政省に受かり、来年の春から勤務ということで、そのお祝いも兼ねて。上手いことやったなあちっくしょう。僕も早く脱出してぇ。まあそんなわけでその彼が薦める新宿の居酒屋に行ったわけですが、そこは新宿駅西口のすぐ傍にあるにもかかわらず、安くて美味くてボリュームがあるという素晴らしい飲み屋でした。あのダシ巻き玉子と茶碗蒸しはヤバイ。長靴の底みたいなでかさの出し巻きと、もはや茶碗どころか丼と形容すべき代物。それでいて500円以下。鍋も700〜800円程度で優に3人前はあったし。ああ、いい店を見つけた。今度から何かあったらそこへ行こうそうしよう。

せっかく安い店に行ったというのに、西口でTAKA-Qのアウトレットなんぞやってましたもんで、ついついコートとジャケットを買ってしまいましたですよ。さすがにいつまでもリサイクル品を着ているのはアレだったもんでね、金無いのに。でもまあ、元値が30000前後の代物が4桁で買えたんだからね、良しとさせて欲しい。それなりにいいもん買おうと思っても、服に5桁は出せないのが現在の経済状況だし。ていうか久々に服買ったなあ。

とか浮かれてる場合ではなく、27日にはバイト先の忘年会もあるんだった。やべ、金が…。

12月20日

バイト先の4流ホテルで「木村勤君を励ます会」。疲れた。木村勤君の馬鹿。あまりに忙しすぎて、思わず「どうぞー御通り下さいこのファック野郎!」と言ったとか言わなかったとか。

それはさておき、劇場では『ローレライ』の予告が流れてるようですね。

Go!→

う…む…すげえ…だが…CGが…CGは…いや、まだ何も言うまいて。とりあえず役者陣が果てしなく熱いので、もうなんかそれだけでお腹いっぱいだ!早く劇場で観てぇ!

これだけ働いても明日はバイトに6時半出発だ!寝る!

12月19日

どーもー。2連続飲み会で身も心も襤褸屑のようになりあまつさえ風邪気味って鼻を啜り過ぎるあまり耳が聴こえなくなって、その、僕です。襤褸屑はぼろくずと読むらしっす。日記停滞しすぎ。無くなっちゃえばいいのにこんなサイト。

で、まあ今日はバイトでしたっつーか明日も明後日もバイトです。年末年始怒涛のバイト攻勢です。なのにッ…なのに何故24日は休みか!?嫌がらせか?嫌がらせかコラ?ま、いいや。せっかくだからトニー・スコットの『マイ・ボディガード』でも観に行って、幼児と戯れるデンゼル・ワシントンに侠泣きする予定を立ててみました。銀座なんかには行きません。年中無休で哀愁漂う萎れたモノが集う街、歌舞伎町にでも行きます。(無くなっちゃえばいいのにそんな予定)

東西線でテロ!?ちょっと勘弁してくださいよ!明日も明後日も乗らなくちゃならんのですよ僕は!もう!これだからテロリストってやんなっちゃう。そういえば、明日はバイト先のホテルに竹中平蔵とか武部勤とか来るらしい。議員の応援(金集め)だってさ。おかげで僕は残業です。やんなっちゃう。武部さんとか、その辺で牛肉でも食ってればいいのに。

>自民党のホープ 武部勤でございます。皆さんのご意見をお聞きしとうございます。私武部が体を張って、牛肉を食べ、安全宣言にこぎつけました。とても美味しゅうございました。武部、武部をよろしく。武部、武部がやって参りました。武部本人でーす。どうもありがとう。がんばりまーす。暖かな応援ありがとー。どうもー。若手実力派、自民党のホープ、武部です!武部です!!!よろしくー。

よろしくねえよ!

12月16日

(→15日から続き)で、昨夜慣れない場所へ行ったせいか、体調を崩し気味でして。本日は実習作品のアビッドMAだったんですが、結局足腰立たずに昼までダウンしておりました。まあなんだかんだでそれなりに完成したようなんでよかったよかった。明日は今期最後の発表会&映画製作学科講師陣と学生総出で飲み会。

帰りにブックファーストへ立ち寄ったら、なんと!原寮の新作がァ!!8…いや9年ぶりの新作ですか。普通ハードボイルドといえば入り口はチャンドラー、ハメット辺りなわけですが、個人的には和製フィリップ・マーロウである沢崎こそが原点であったりするわけでして。短編『天使たちの探偵』のラストにプロローグが載ってからどれだけ時間が経ったことやら。うーん。買いたいのは山々なのですがね、なんせじきにメタルギアの新作やらビバップのBoxが届くわけでして、今しばらくは金欠状態が続行する気配。無理かな。

あと、今年の『このミス』が出てましたね。アレだけの評価にも関わらず福井晴敏の『6ステイン』がランクインしていないところを見ると、集計範囲としては来年になるのかなー。ただ一人、内藤陳氏が先走ってランクインさせてましたが、『終戦のローレライ』のときもそうだったんで、まあいいとこまで行くんでは。それにしても、伊坂幸太郎の『アヒルと鴨のコインロッカー』が2位というのはね。うーん。まあ悪くは無かったけど、構成的にはベタというか、割と途中でオチが読めてしまった感はありますですよ。他のランクイン作品を見ても、いまひとつ爆発力に欠けるというか…。世相的にはライトノベルが隆盛しつつあるように見受けられるんですが、やはりミステリでもここらでなにか、すげえー!ってのが出て来て欲しいような。まあ最近僕の読書量が減ってるだけかも知らんけどさ。なんかね、釈然としない。

さて、私的な考えではありますが、先日のヒルトンの仕事で僕の映像制作も一区切りついた感じがしますので、そろそろこれまでのとっ散らかった作品をまとめようかとか考えてます。あ、すいません言ってみただけです。なんせ数が数ですんで、まあぼちぼちやってけたらな、と。いつになることやら。

12月15日

学校が終わった後、友人の依頼で青山のクラブイベントへ撮影に。不毛な空間ですね、クラブって。ハウス・ダンス系は大学時代に腐るほど聴いて、最終的にアンディ・ウェザオールまで行き着いて断念しましたよ。エレクトロニカから生楽器に回帰したレディオヘッドの気持ちがなんとなくわかったようなそうでもないような。まあいいや。まあ最近では『コラテラル』でもクラブのシーンがあったもんで、なんとなくワクワクしながら行ったわけですがね、はは、いかに高性能なDVXといえど、そこはあくまでミニDV、人間の眼にすら見えないような暗部では映るわけがねえ。なんもみえねえ。無理。デジタルの限界を体感し、出会い系のイベントにも馴染めずおめおめと退散しましたですよ。山奥から出てきた山猿には青山は眩しすぎた!以上!

12月14日

少々停滞中につき申し訳無し。別に忙しいとかではないのですがね。いや忙しいは忙しいのですがね。

12月10日

昨日雑誌で見た今日の運勢。「不平不満多き一日だが、口に出さずグッと堪えよ」みたいな。グゥウウぅぅー(腹の音に非ず)。

駄目だなんか最近。

12月8日

いててててて頭いてぇ!なにこれ!?頭痛なんて久しぶりだな!いてえ!

12月7日

どうも。絶不調中の僕は今日も寝過ごし気味でバイトにギリギリな感じでした。やべぇ、クビになる。嘘。人手が足りないからクビにはならない。でも申し訳ない。

「春眠暁を覚えず」とはいいましても、真に布団から出れないのは冬だったりするわけで、11月後半は平均睡眠4時間でもバリバリやってたのにその反動が出ているというか、6時間寝てもまだ布団から出れない今日この頃。さりとて脚本が進むわけも無く、要するに駄目だ俺。駄目倒れ。映画がどうとか脚本がどうとか学校がどうとかとかは、寝坊に関係があっても関係なく日々やることはこなさなくてはならないというかこなすべきである。そんなことを理由にしちゃ駄目なんですとも。でも眠いわ。

あれ、ブログもう一ヶ月更新してねえや。そろそろ撮影ボケを追い払っていかねーとやばいわ。

12月6日

編集。いつの間にか合成担当になってしまったために、今日もピンクタイツの男を宙に飛ばす。あと、何故か失敗していた再キャプチャもやる。あーめんどい。はやくカードスロット式になればいいのにな。監督は寝ている。てめ、仕事しろやァァァ!

『亡国のイージス』の公式サイトで特報のフッテージが配信中。む!いかにも松竹らしいなオイ!でかでかと「阪本順治監督作品」とか出る辺りが。とことんハリウッド志向にこだわって、なにかと英字を前面に出す『ローレライ』と好対照な感じになりましたね。あくまで邦画であることを主張してます。しかし、実はイージスの方こそお(規制)とへ(規制)をハ××××に(規制)する予定という、ね。何がなにやらわかりませぬと思いますが。いやいや楽しみなことで。

まあね、他人の映画よりとっとと自分のシナリオ書かなきゃいけんわけですが。

12月5日

今日は暖かかったですね。もう春が来たのかと思った。バイト先にも春と勘違いして出てきちゃったちょっとアレな感じの人がいっぱい来て、思わず「みんなまだ春じゃねーよさっさと土の中にお帰りファッキン!」と言ったとか言わないとかどうでもいいとか。

さて、件の僕ですが、なんとまだシナリオ書きあがってねーらしっす。もうとっくに第一稿の締め切り過ぎてんのに、もうなんかやになって講義ぶっ飛ばして寝果てていたらしっす。駄目な子!Dは駄目な子!まあね、ゴンゾの代表取締役もね、「作家というのは、書けない時は書けない、書けるときは書ける、そういうものなんです」って仰られてたしね。作家じゃなくても書けねえ時は書けねえよ!無理だよ。だってもう煙草無いもの。金も無い。才能も無い。ていうか煙草!おい!だれか煙草くれ、煙草!

なんとお見苦しい日記でしょうね。みんなも煙草は控えめにね。

12月4日

ハハハ、もう駄目だー!イエー!

12月2日

風呂屋に行ったら、更衣室に「銭金」の出演貧乏さん大募集の広告が貼ってあった。コラッ!てめ、銭湯使ってる奴がみんな貧乏だとでも言いてーのか!?確かに貧乏だが心は錦だ!その証拠に、ひと箱300円のラッキーストライクを吸ってるぞ!「貧乏だけどでっかい夢をもった人を募集します!」じゃねえ!こちとら現実生活で手一杯じゃ!夢なんかみてられっか!その証拠に、明日までにシナリオ提出せなならんのにまだ1文字も書いてないぞ!あああ…。

だけど、我が家のスペック(4畳半ネズミ付)を披露すると、みなさん口をそろえて「銭金に出れば?」とおっしゃる。断じてお断りだ!ファッキン!

シナリオを書かなくても人は大人になれる。でもシナリオを書くと人は映画監督になれる…かもしれないわかんないけど。ただ今午前4時。ファーストシーンを書いたらとても満足してしまって、ああ、僕はこのシーンを書きたかっただけなんだな、と思った。これから先は、さんざ僕のシナリオを類型的なドラマツルギーだなんだとこき下ろしてくれた某監督を唸らせようとするためだけに書くんだろうと思ったら書く気が失せていった。最近、自分が何のため誰のためにシナリオを書いてるんだか分からん。ファッキン。『バッドボーイズ2』を観て、マイケル・ベイのただただぶっ飛んだアクションを撮りたいだけという心意気に涙。

12月1日

午後からの授業だったけど、疲れがどっと出てギリギリまで寝てしまってちょっと遅刻した。登校の途中でパンと缶コーヒーを買ったら、段差で缶コーヒーがこぼれてなおかつふた口しか食ってないパンがぶっ飛んで落ちていった。

撮影テープのチェックと合成の続きをやったけど、ほとんど何もやってないような気分。帰り際に火消しの男から電話があって、チャリがほしいというので新宿で落ち合う。せっかくなのでルノアールでコーヒーを飲んだ(奢ってもらった)。ルノアールについては、かつて『リラックス』という雑誌の巻末に連載していた「今月のルノアール」という連載での知識しかなく、そこにはルノアールの客のちょっと変な人たちのことが書いてあって、さぞかし変な場所なのだろうと思っていたらやっぱりだらしなく寝ている人や打ち合わせらしきことをやっている人たちがいて面白かった。ここで一日人間観察をしていたら映画のシナリオ1本くらい書けるかもしれない。そう、今の僕は明後日提出の修了制作のシナリオについて悩んでいて、火消しに色々と愚痴ってしまう。彼は畑違いにも関わらず色々とアドバイスをくれるのでいい奴だ。こちらもついつい自分のことばっかり話してしまう。申し訳ない。駅前で別れて、再び僕のアパートで落ち合ったのだけど、意外にも自転車の方が早く着いてしまった。と思ったら、彼は僕にパンを買ってくれていた。飯を奢ってくれて悩みまで聞いてくれる彼は本当にいい奴だね。いまだに使い古した自転車をあげることくらいでしかお礼が出来ていないのだが。