LIFE LIKE BLUE

Diary Log-2005-04

4月30日

4月も終わりかー。ぼやぼやしてると、あっという間に人生も終わってしまいそうだな。

昨日からゴールデンウィークですね。うちの学校もゴールデンウィークはお休みです。高い学費取ってるのにね。というわけで、僕は普通にバイトです。昨日も今日も明日もずっとバイトです。稼ぎ時ですからね。休み明けから今学期の実習の準備に入るので、今のうちに金をためておかないとな。でも、バイトやってると映画を観に行く時間が取れません。

とりあえず、6日で終わってしまう『サマリア』と、前売りを買った『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』は最優先。7日からは『ブレイド3』『交渉人 真下正義』が始まるし、翌週はリドリー・スコットの『キンダム・オブ・ヘブン』が待機中。『バタフライ・エフェクト』は主人公のツラが何となく気に食わないのと、予告を観たら何となくオチが読めたような気がしたので微妙。『炎のメモリアル』『ザ・インタープリター』『ミリオンダラー・ベイビー』は財布に余裕があったら行くかも。この3本は、公式サイトのアドレス名がひどいですね。特に「honoo」と「inpri」って。略すにも程がある。鈴木清順の『オペレッタ狸御殿』はなあ…。昔ほど魅力を感じない。ヴァル・キルマーの『ワンダーランド』はこないだ宣伝の人から割引券もらったので、気が向いたら行くかも。これ、髭生やしてもあの口元を見るとヴァル・キルマー以外の何者にも見えないな。あ、ジャッキーの『香港国際警察』もまだ観てなかった。早くしないと終わってしまう。

他にもまだ観たい映画いっぱいあるのになー。ゴールデンウィーク早く終わって欲しい。

4月27日

学校が終わった後、ジョニー・トー監督『PTU』を観に、渋谷はユーロスペースへ。今回は迷わなかった。行く前に方角を調べておいたからね。でもやっぱ、渋谷は何となく歩きづらい。肌に合わないのかな?でも映画は最高でした。ラム・シューのあのホクロ毛が夢に出てきそうだ。

いろいろと書きたいのは山々ですが、明日は早番なのでもう寝なくては。おやすみなさい。

4月26日

また列車事故!本当に公開できるのか『交渉人 真下正義』?まあ、ニュースにかこつけて宣伝してるだけですがね。

バイトでした。晴れたり雨降ったりで散々な目にあいました。ファッキン。帰ってからパスタを茹でようとしたら、袋の中の8割を床にこぼしてしまい、泣く泣く洗って全部茹でたらすげえ量になりました。もうなんか疲れました。寝る。

4月25日

兵庫では大変な事件が起きてますね。大丈夫なんでしょうか?『交渉人 真下正義』は?電車が衝突って、さすがにマズイわ。しかも公開2週間前にもなって。や、あの、別に映画の心配だけしてるわけではないですよ?亡くなられた方には心よりご冥福をお祈りします。が、大丈夫なんでしょうか?

今日は学校。O・ヘンリの短編をシノプシスに書き起こす作業を延々と。シノプシスってーのは、要するにあらすじみたいなもんです。今年の実習は企画書を書く段階からやるということで、その練習みたいなもんですかね。最近の映画は興行的な事情で小説原作が多いので、そういった内容をプロデューサーに見てもらうために、わかりやすく短くして読ませるわけですよ。小説内のシークエンスをひとつひとつ解体して、場面と出来事と登場人物をひたすら細かく書く。まるで手抜きの読書感想文のようです。シャープペンで文字を延々と書いたのなんて何年振りでしょうか?大学入ってからはほとんどPCですからね。あー指いてー。

最近講義をしているのは、学校の理事長でもある東北新社の製作の方なんですが、こないだ映画化された殊能将之の『ハサミ男』の話が出まして、劇場にいけなかったということを言ったら、「じゃ、今度の講義で、監督とプロデューサー呼んで試写室で観るか」だって。わあ、あっさり!権力ってすげえー。ついでに、「あれは、小説の映像化の勉強になるから、とりあえず原作も買いなさい。領収書きればお金あげるから」と仰る。わあい!タダで映画と殊能将之の小説が手に入る!やったね!

学校が終わった後、『インファナル・アフェアV』を観に行きました。いやー、面白かった!CGもカンフーもほとんどないのに、脚本だけでこれだけ勝負できるとは!1作目から合わせて香港の底力を感じましたよ。いやー、すげえ!あと、予告で流れていた『姑獲鳥の夏』に出てる永瀬正敏が、おまつり。さんにそっくりでした。「きれいなジャイアン」と同じ感じで「きれいなおまつり。」って感じでした。や、あの、別に似てないと思われても責任は取りませんけど。

4月24日




コーヒー&シガレッツ&カンパン(の塔)

4月21日

僕もまあ映画作ってるっつーことで、一応何かを表現しているようなしていないような感じですが、まあ言葉に重みもクソも身も蓋も無くてすいませんねっつーことで、僕です。忙しいです。日記書けなくてすいませんね。

最近の僕。
19日。えーと、何したっけ?あー、バイト行って、それで風呂入りに行ったよ。相変わらず行きつけの風呂屋は臨時休業なので、こないだ入れなかった「雷湯」に行ってみました。床屋の兄ちゃんの話だと、今行ってる銭湯が年内で閉業するらしいという噂もあったりするらしいんで、今のうちに新規開拓しておかないといけないしね。で、何故か一言も喋らないおじいさまが座る番台で金を払って、浴室へ。思ったより新しいし、きれいで広いですね。パッと見、前回のようによく分からないもんが湯船に浸かってたりしてないし。浴槽が結構広くて、なんかスーパー銭湯みたいです。打たせ湯とかあります。入ってみたところ、なんか…ぬるい。妙に浅いし。つーわけで、温まるのも早々に、天井近くのパイプからビシビシと湯が落ちている打たせ湯へ。む、これは…痛い!イタタタタ!いたい!思ってたよりいたい!駄目だこりゃ!コリがほぐれるどころか、ずっと重い荷物を背負ってるような気分。余計肩が重くなった!つーわけで、早々に退散して、他の湯船へ。そしたら、隅の一角に意味ありげに囲われている浴槽を発見しました。「エレキ風呂」と書いてあります。湯に電気が流れてて、なんか色々作用して美容と健康にいいらしいです。ああ、これが「雷湯」の由来ですか。なーる。せっかくの雷湯なんだから、これは入っておかないと。つーわけで、さっそくエレキへ。む、これは…痛い!ていうか体が、体が動かない!?麻痺してる!わああ!体の感覚が無くなって、しかも麻痺してるもんだからだんだん沈んでいく…ヒィー!まるで自分の意思とは関係なく硬直している腕を無理矢理動かし、慌ててエレキテルのないところへ。あやうく深さ20センチの浴槽で溺れ死ぬところだった!こ、こえー…。ていうか、まだ腕が動かないんですけど!ですけど!もうなんかすっげえ疲れた。露天風呂とかもあったんですが、扉の前に立ったところ中から(外から?)金髪リーゼントのチンピラが出てきたので、もうなんかヤになって風呂を出ました。もうこんな目に会うのは二度とごめんです。いつもの銭湯が恋しくてしょうがなかった!

20日。えーと、学校でした。ていうか給料日でしたー!ヒャッホウ!これで生活が元通りだ。と思ったら、今月がすでにマイナスだったので、思ったより全然増えてなかった。ていうかヤバイ!家賃払って諸々の費用を払ったら、生活できるかどうかの瀬戸際です。あー。全然駄目だー。どうしよう。学校では新入生と初対面。ほ、ほんとに4人しかいねえ!でも、そのうち2人が女の子でした。一昨年は0/25人、去年(つまり僕ら)が1/11人だったんですが、今年は5割。まあ、だからどうだってことはねーんすけど。ていうか、4人で映画が撮れるのか!?2人のうちのひとりは、家が僕と同じ方南町でした。こっちに来たばかりのときは、方南町は僕一人だったんですが、去年の秋に同級生がひとり、そして今年の春にまたひとり同級生が方南町に越してきました。彼女を含めれば、うちのクラスの実に約3分の1が同地域というわけです。さすが方南町だ。でも、パイオニアは僕ですよ!でも一番ひどい家に住んでる。たぶん。みんなも方南町に住むといいよ。

というわけで今日。バイトでした。今日からいつもの銭湯が営業再開。というわけで、さっそく行ってきました。ああー、最高。慣れ親しんだおばちゃん、慣れ親しんだ浴槽。緑の湯に巨神兵のような体が浮かんでいることも、エレキで麻痺することもないです。やっぱりここが一番。これからも永遠に続けてください!ていうか、僕はいつまで風呂無しの家に住むのでしょうか?

4月18日

今日から学校です。あー、ようやく警備漬けの日々から解放される。僕はあまり情熱系ではないので、あまりに映画から離れすぎると、なんとなくこのままフリーターでもいいかなーとか思ってきてしまいます。危ない危ない!いつも心に映画を!

まあ、本日は最初だったので、新しい講師の方への自己紹介兼今年のカリキュラム説明らしきことに終始。1学期の専属は実写版『鉄人28号』の富樫森監督らしい。今日会ったのは、その補佐に当たってくださる永田琴恵監督。岩井俊二監督の『リリィ・シュシュのすべて』の助監督なんかをやってた人です。スゲー。

しかし、聞くところによると、学科の新入生は4人だけだったらしいです。うわぁ…大丈夫かこの学科?彼らの学費が僕らの製作費に還元されるので、僕らも他人事ではないっすよ。午後は新しい学科主任のひとの挨拶。本社から来た人なんですが、『陰陽師』とかのプロデューサーとかをやってた方で、あのクソめんどくさいアンケートをやらせた張本人でもあります。前年度の最後くらいから顔は出してたのですが、名前と顔が一致してなかったので、メールに「はじめまして」とか書いてしまいましたですよ。なんというか、前年度からもうそろそろ3度目くらいになる「私の経歴」を聞かされた後、なんと生徒一人一人に、永田監督と3人で個人面談。最近観た映画の話とかしながらさんざ待った後、順番が来て隣の教室へ。なんというか…微妙だ。教壇のとこに座らされて、送ったメールのプリントアウトを読まれる…。居心地悪いことこの上なし。ジャームッシュの映画みたいにコーヒーと煙草があればなあ、と心底思いましたよ。しかも、話は「これからどういう方向性でいきたいのか」みたいな感じで、長々と書いた映画リストはノータッチ!すげえ苦労したのになあ…。まあいいけど。

終わった後、(金が無いのにまたしても)同級生と3人で『コンスタンティン』を観に行く。シーンが変わるたびに新しい煙草に火をつけるキアヌ・リーブスも良かったんですが、終盤で出てきたピーター・ストーメアに全部持っていかれました!個人的にピーター・ストーメアという俳優は以前から結構好きで、地獄の王様ルシファー役にクレジットされていて楽しみにはしていたんですが、まさかね、あんなにおいしいとこを全て持っていくとは思ってなかった!すげえやピーター・ストーメア!しかし、知ってはいても、こうやって彼のフィルモグラフィを見てみると、コーエン兄弟、ラース・フォン・トリアー、マイケル・ベイにヴィム・ベンダースにジョン・ウーにスピルバーグと、やたら大物監督の名前が並びますな。さすがピーター・ストーメア

さすがにピーター・ストーメアの顔面で終わるのはアレなので、もうひとつ。ガブリエル役のティルダ・スウィントンが妙に艶っぽくて良かった。キアヌ・リーブスが足で踏みつけられるシーンがあるんだけど、何でか知らんけど妙にドキドキしてしまった。僕はどっちかてーとSだと思ってたんだけどなあ。そんなティルダ・スウィントンの足、Mの方は必見ですよ!(さらに酷い終わり方だな!)

4月17日

今日はなんか異常だった。なんか…なんか異常だった。自動車が、なんかもうみんな異常なくらい殺気立ってた。なにみんな?せっかくの日曜日、しかも天気もよく暖かい日なのに、何をそんなに急いでるんでしょうか?ごく普通の家族連れの乗ったワンボックスに轢き殺されそうになったりしましたですよ。しかも、今日一日だけで、地下駐車場内での衝突事故が2件、さらにゲートの目の前で、出庫したタクシーと乗用車の接触事故が1件。事故だらけ。しかもタクシーの奴は僕の目の前ですよ。あーあぶねえなーとか思ってたら、案の定、くしゃって感じでぶつかっていきやがりまして。常識的な運転してたら、乗用車の後部ドアに突っ込むなんてありえないっすよ。しかも客乗せてるのに。怖ー。事故車輌とパトカーと警官と野次馬を捌くのに精一杯。おかげさまでもうなんかクタクタです。どうかしてるぜみんな。

バイトが終わったあと、そのとき一緒に警備してた後輩と一緒に飲みに行きまして、ずっと音楽の話をしてました。彼は音楽サイトのライターをしてるんですが、微妙にジャンルが被ってるような被ってないような感じだったので、話が噛み合うような合わないような。まあ、音楽の話を出来る相手も少ないので楽しかったんですがね。まあ、僕は相変わらず貧困状態が継続中なので、今日の分はツケてもらいましたが。さすがに後輩には奢ってもらうわけにいかんし。

で、帰ってきて風呂に入りに行こうと思ったんですが、風呂道具を持っていつもの銭湯に行ったら、なんと臨時休業!げえー!昨日は、例の学校のアンケートのために夜中まで今までに観た映画のリストアップをしてたので、実質ここ2日間風呂に入ってなかったわけで。さすがに気持ち悪いので、急いで家に帰って今度は近場の銭湯をリストアップ。うーん、だんだん銭湯が家から遠くなっていく…。しかもなんか、すげえ路地裏の方とかにあるし。つーわけで、Tシャツ一枚にジーパンサンダルという薄着で深夜の住宅地を彷徨うこと十数分、ようやくみつけた銭湯に入ったんですが…銭湯の親父が指で×マークを!もう閉店?さすがに23時半に入るのは無理があったか…。で、ふたたび荷物を持って、さらに自転車を走らせること十数分、どんどん家が遠くなっていきます。明かりもまばらな薄暗い路地をウロウロしながら、ようやくもう一軒を発見しまして。そこは0時過ぎまでやってたので、無事に入ることが出来たのですが…もうここは中野区。僕の杉並区は遥か後方ですよ。なんていうか、非常にアウェーな気分で、居心地が悪いことこの上なし。で、浴場に入ると、そこには驚愕の光景が。3つ湯船があるんですが、そのひとつになにか…巨大なモノが。これは…人間?そう、コニシキ張りの巨大な相撲取りと思しき人が入ってまして。もうね、浴槽丸ごとその人の褐色の体積で埋まってるんですよ。しかも何故かお湯が緑色をしていまして、なにかの実験体の如くその中に巨体が納まってる。うああ…怖い!なんかとんでもないところに来てしまったような…。失礼ながら、アレは土地勘の無い場所の、しかも裸の人間が集う場所で見るべき光景ではないです。正直泣きそうになりました。でも、金を払った以上風呂には入らなくてはいけないので、体を洗って隣の浴槽に申し訳程度に浸かって出ました。もうこんな目に会うのは二度とごめんです。いつもの銭湯が恋しくてしょうがなかった!

しかし、臨時休業は21日までなんですよね。さすがにあと4日間風呂無しではマズイので、またこの近辺の銭湯に来なくてはなりません。もうね、本当に、はやく営業再開して欲しい。

4月16日

あと4日…。…。

これと言って特筆することもなくバイト。気温自体は暖かいのに、風が妙に冷たい。去年はどんな感じだったけか。覚えてないな。覚えてないといえば、学校の新しい学科主任からメールが来ていまして、新学期に顔を合わせる前にいくつか質問をしたいと。これまでどんな映画を作ってきたか、とかそんな感じなんですが、その中にここ12ヶ月〜18ヶ月に観た映画のタイトルと媒体を全て書け、と。ええ〜。18ヶ月って1年半前じゃないですか。劇場公開ならともかく、DVDとかテレビとかまで全て書けと。無理だ。覚えてねえ。いやね、ある程度は覚えてますよ?日記にも「〜を観ました」とかって書いてあるし。でもいちいち全部書き出すのがめんどい。だって、いくら貧乏な僕だって1年半あれば100本やそこらは観てますよ。不意に思い立って、DVD引っ張り出してきて観たりするし。それを全部書くのは、不可能じゃないにしても、やっぱいちいち思い出さなきゃいかんわけで。あーめんどい。明日の夜までに返信を出さなきゃならん。めんどい。まあ、どうでもいいことですね。すいませんでした。

4月15日

給料日まであと5日だ…頑張れ僕。

バイト先で都議会議員様の応援(集金)パーティーがあったっりして、残業ですよ今日は。バイトなのに残業。あと、矢口真理がモー娘。を脱退しただとかなんだとかで、先輩がすげえ鬱入ってた。僕は矢口の名前は知っていても、それが誰だか分からん。あんなたくさんの顔と名前が一致する、しかも何年かに一度入ったり出たりするような人たちの。それだけでなんかもう尊敬もんですよ。すげえなあ。彼に言わせると脱退云々より、小栗旬と付き合っていることにショックを受けたようです。えーと、その、ご愁傷様ですな。どうでもいいや。

それより、今日マガジンを立ち読みして気がついたんですが、幸村誠の新連載「ヴィンランド・サガ」が始まってるじゃないですか!ずいぶん前に告知を見た気がしますが、すっかり忘れてた!しかも、いきなり88ページも!「プラネテス」ではまさしく帰還した宇宙飛行士のように、どんどん話が内的で哲学的な方向に向かっていって、それはそれでまあ好きなんですが、やっぱりあの飄々としたキャラクターとかアクションの描写がそのままなのが嬉しいですわ。というか、主人公が2巻あたりのハチマキの眼と同じ眼をしているのが嬉しい。中世のヴァイキングの話ですが、現実的な考証に基づいた宇宙開発SFからいきなり中世とは、なんとも幅の広い作家ですな。とりあえず初回はプロローグ的な部分が描かれていたので、やっぱりこれからの展開に期待。しかし、「プラネテス」は数年かけてようやく4巻で完結したのに、果たして週間連載が出来るのか!?

4月14日

最近あったこと。

12日。バイトが終わった後、帰りの地下鉄の中でコージさんから連絡が。僕の日記があまりにも悲惨なので、飯を食わせていただけるとのこと!ああああありがたやー!というわけで、近所の駅で合流して、居酒屋へ。なんか色々食って飲んで潜水艦の話をして、えーと…まあそんな感じ。疲れと酔いで割りと記憶が曖昧な…。牛鉄板焼きが美味かったこととかそんなことばかり覚えている。それで、結局全部たかるという大変申し訳ねえ!限りでございました。その後も、場所を僕の部屋に移して結局午前3時くらいまで飲み明かしまして。つまみの他にカップ麺やらレトルトカレーやらを買ってもらいまして。ホントありがとうございました!

13日。バイト休み。寝過ごして午後2時起床。映画を観に行く(人に飯を奢ってもらっておいて!)つもりだったので、色々悩んだ結果ジョン・ムーアの『フライト・オブ・フェニックス』とジム・ジャームッシュの『コーヒー&シガレッツ』を観ることに。世の中広しといえどもこの二つをハシゴする人間は、おそらくいまい。もしいるとしたら、そいつとはすげえ美味い酒がのめるか、もしくは殴り合いの喧嘩になるでしょう。まあそんなことはどうでも良くて、とにかく3時前に新宿に向けてチャリで出発。なぜチャリかといえば、西新宿にある大手作業具屋でバイト用の白手袋を買わなくてはならなかったのと、あと、前日に僕の誘導棒がぶっ壊れて、点滅したまま消えなくなったりでもいきなり消えて今度は点かなくなったりという大変なことになっていたので、支社に行って新しいのと交換してもらうため。休みの日にバイトのことで右往左往するのは非常にめんどいですね。でもチャリで行く方が実は楽だったり。で、手袋と誘導棒をカバンに入れたまま歌舞伎町へ。これでいつでも誘導が出来ます。まさに警備員の鑑ですね。嫌だな。『フライト・オブ・フェニックス』はガラガラで席を選び放題。いつもの如く真ん中の席を陣取ります。ちょっと前過ぎたかなーと思ったけど、シネスコだったので本編が始まるとスクリーンが横に広がるので、ちょうど良かった。シネスコで画面が広がると、ちょっと得した気分になりますね。終わったのが6時20分くらい。『コーヒー&シガレッツ』の上映は7時から。映画館を出てダッシュで山手線に乗り、一路渋谷へ。単館系は間違いなく整理券制なんですが、まあ平日だから大丈夫だろうと思ってたら大間違い。15分くらい前に劇場に着くと、もうありえんくらいの長蛇の列!なにこれ!?みんなそんなにジャームッシュ好きだったっけ?そういえば、水曜日は映画サービスデーだってことをうっかり忘れてました。貧乏人どもが!もっと貧乏な僕に道を譲れ!というわけにもいかず、普通に並ぶ。200人以上が並んでましたが、僕はギリギリ立ち見にならずにすみました。わりと2人組ないしそれ以上で来ている人が多かったんですが、僕は独りだったんで、うまい具合に狭間の席を確保できました。スクリーンが視界に納まるし、それほど悪くない席。独りで良かったー。混んでる映画館ではいつもそう思います。誰かのためにいい席を諦めるなんざ、到底出来ないですわ。映画はこの身ひとつで観に行くものですよ!で、映画ですが、いい作品でした。細かいことはブログの方に書きますが、実に気持ちのいい映画で、隣の男など気持ち良過ぎていびきをかいていました。えーと、帰れ。

4月11日

寒いです。バイト中に、花見をする暇も無く散っていく桜を見るのは、なんというか…アレですなあ。まあいいけどさ。

ちなみに、懐も寒いです。笑えないくらいヤバイです。1回撮影に入ると、翌々月くらいまで生活レベルが激下がるのは何とかしないとまずいですな。まあCDを買いすぎたってのもあるんですが。というわけで、再びバイト先にて食料を探してきました。


またカンパンか!もうだめだ…喰い飽きた…。ちなみに、バイト先にはまだこれがひと箱(12缶入り)残っています。警備室にこれがおやつ用に置いてあるんですが、みんながいくらつまんでも無くならない!どうすんだろ。ちなみに品質保持期限は去年の9月です。品質保持期限てなんだっけ?やばい奴だっけ?それともまだ大丈夫な奴だっけ?バイト先の先輩は「ビスケットは腐らない」と申しておりますが、腐るかどうかという前に、これを主食にするような生活がどうかと思うんですよ僕は。でも食うけど。これしかないし。

4月9日

というわけで、お台場で行われた映画『交渉人 真下正義』の宣伝番組「マスターズ・スタジオ・インタビュー」の公開講座2日目。もう東京テレポート駅からフジテレビまでの道のりは完璧ですよ!それ以外は間違いなく迷いますが!

今回の(僕の)ゲストは、シネマのフリーター2大巨頭、TIGER君とhidoo君(出戻り)です。我々ダメ人間には眩しすぎる春の陽気の中、前回と同じ会場の中へ。「さすがにそろそろ慣れてきました」と笑顔で語る亀山プロデューサーですが、やっぱカミカミだったり。演劇でもそうですが、僕はこういうライブものって、見ててすげえハラハラするんですよね。他人のことなのに。先日も感じたんですが、テレビの収録って、間違えてもう一度やったりしても、映画のように気合入れなおしたりとかほとんど無い。「じゃあもう一度やります」とか前置きしてから、すげえあっさり始めるんですよね。オフレコの話とかも、「ここからはオンエアできませんが」とか前置きして普通に連続して話したりしてるし。見えないとこでADの人がキューを出したりしてるんですけど、映画を撮ってる身としては監督の「本番!」ていう声がかからないと、なんかすげえ心配になる。こんな感じでも、放送されるものはきちんと番組になる(であろう)んだから、テレビの編集マンてのはすごいもんですね。尊敬。

さて、今回の(番組の)ゲストは、下にも書いたとおり編集、助監督、主演のユースケ・サンタマリア、そして亀山プロデューサー本人。最初の方は10時半スタートってこともあるのかもしれませんが、微妙に空席も目立つ感じで。そういう時も、AD(今回は映画のスタッフが制作してるので、助監督さん)の人らがぱぱっと席移動させて、カメラに映る部分は人が満席になっているように見せたりしてます。騙されてはいけませんよ!テレビなんて嘘っぱちですからね!まあそれはどうでも良いんですが。

編集の田口氏のインタビューで知ったんですが、今回はHDで撮影したらしいですね。つまり、フィルムじゃなくてビデオ。デジタルってのは往々にそうなんですが、コストパフォーマンスがいいから素材も増えるわけですよ。今回は200時間近く撮ったそうで、考えただけでも卒倒もんですな。素材を見返すだけでも相当ハードです。まあそんなわけで、編集スタイルもハリウッド式に短いカットの連続で疾走感を出したそうで、結構見ごたえがありそう。ちなみに、田口氏はバリバリの湘南っ子なので、裏方にあるまじき饒舌さでインタビューもスムーズでした。今回も「1日1回は学校の名前を出しとかないとまずいかなー」という、わけの分からない義務感で質問させていただきました。そのお答えも的確かつ参考になるもので、さすがプロデューサーと監督のケンカの真っ只中で、平気な顔で編集できる男はすげえなあと思いました。

次がチーフとセカンドの助監督さんなんですが、このお二人は僕らとほとんど変わらない年齢で、結構衝撃を受けました。しかもセカンドの方は、ソフィア・コッポラの『ロスト・イン・トランスレーション』の、日本サイドの助監経験もあったりで。うわー。僕も頑張らねば。話も大変面白かったのですが、二人揃って「フォース(カチンコを打つ下っ端)には戻りたくない」という旨を話してまして、実に心配になったり。

そして、主演のユースケ・サンタマリアの登場。てっきりいつものバラエティの調子で行くものだと思ってたら、なんかもうすげえ真面目で、演技というものに対して自分なりの考え方を持った「俳優」でした。緊張感のある(というか緊張してたらしい)面持ちで、普段バラエティでやっているキャラクターより「素に近い」ということでしたが、真面目な中にも場を盛り上げるようなウィットのある会話を盛り込んだりして、さすが、という感じです。絶対にテレビでは見られない彼の顔を見れただけでも来て良かったー。個人的には、亀山プロデューサーが言っていたように、僕も『眠れる森』の彼の演技にたまげた人間で、それまでのコメディリリーフとしての役柄ではなく、「複雑な二面性を持ったごく普通の若者」という難しい役柄をよくこなしていたと思います。いまだに、ラスト近くの木村拓也とのビルの屋上でのやり取りは記憶に残ってるしね。今回の『交渉人 真下正義』でも、今までのコメディリリーフとしての「真下正義」ではない彼が見れるということで、非常に期待度が上がってきましたよ僕は。

最後は亀山プロデューサー単独のインタビュー(?)。というかこの番組の総括。質疑応答の時間を多くとってくれまして、どんな質問にも非常に丁寧に答えてくださっていました。最近よく出てくる「コンテンツプロデューサー」としての現状とこれから、という話は非常に面白かった!今回の映画でもハリウッドスタイルのユニット制の撮影スタイルを試行してみたりと、ある意味今の日本で一番撮影に実験的かつ意欲的なプロデューサーだと思います。10億20億の話を駄菓子屋で買い物をするように話してましたし。個人的には「金は、ある」という一言が一番かっこよかったですな。これから日本映画でも10億クラスの映画が普通に作れるようになって欲しいと思います。心底。でも、今の日本で、1年間で劇場で1本も映画を見ない人口って全体の60%なんだそうな。やはり、そういう現状が日本におけるビジネスとしての映画の確立を難しくしているということですね。DVDで簡単に映画が手に入るようになった今ですが、だからこそ映画はやっぱり劇場で観て欲しいと思います(そうすれば僕らも映画作りやすくなるし)。

というわけで、映画『交渉人 真下正義』は5月7日公開です。劇場で観て!

4月8日

「マスターズ・スタジオ・インタビュー」2日目。今日のゲストは、編集、助監督、主演のユースケ・サンタマリア、そして亀山プロデューサー本人。…が、書いてる時間が無い!すいませぬ!また明日!

4月7日

お台場で行われた映画『交渉人 真下正義』の宣伝番組「マスターズ・スタジオ・インタビュー」の公開講座に行って参りました。お台場は、去年の夏にローレライ関連のイベントに行ってから2度目ですが、何度来ても街が綺麗にデザインされすぎて好きになれませんな。もっとこう、カオス的なものが欲しいと感じるのは、路地裏愛好者としての感覚かも知れんけど。

11時に新宿駅で、山梨から来てくれた後輩stと待ち合わせ。人ごみの中でもあの風体は一発で分かりましたよ。大都市東京の中枢にあっても、その存在感が全く損なわれることがない男ですね。数日前の突然の召集にも関わらず、わざわざ出張ってきてくれて本当にありがたい。「僕、お台場は全然わかんないからDさん頼みます」とか言われても、天性の方向音痴ですからね、僕も。途中、次発の誰も乗ってない電車に腰を下ろして落ち着いてしまったりと、非常に不安な行き先でしたが、とりあえずお台場には無事到着。たった1回の乗換えなのに危なっかしいことこの上なし。

公開講座はスカパーのノースクランブル枠での公開予定で、今日明日の2日間で収録なのですが、本日は、脚本の十川誠志氏、ローレライも担当した撮影の佐光朗氏、そして「踊る〜」シリーズ全作の監督である本広克行氏の3人。この「マスターズ・スタジオ・インタビュー」は、BS2でやってるハリウッドの「アクターズ・スタジオ・インタビュー」という番組を丸ごとパクった引用したもので、恒例の「10の質問」の内容まで逐一パク…引用しまくりでした。観客も本家に倣って映画学校の学生が集まってましたし。司会進行は亀山プロデューサーなんですが、口調から前口上までそっくりそのまま。当然日常であまり使わない言葉だから、微妙にかんでたし。うーん…もうちょっと日本的にひねった方が…。まあいいけど。しかし、内容は非常に充実したもので、映画学生としては、皆さんがどのような経緯で映画業界にもぐりこんだのか、という話なんかは大変参考になりました。脚本の十川氏の執筆の上でのポイントの話なんかは、頷けることがとても多かったし。…なのに良い脚本が書けないってのはどうしたことか。「知ってる」ってことと「出来る」ってことは、これ微妙に違うんだなあ、と。はー。

その他、25キロのステディカムを担ぐ撮影の佐光氏の、プロレスラーのような体型に驚愕したり、監督の遅刻癖や作家性への執着の皆無っぷりに大いに勇気づけられたりと、非常に充実した6時間。「アクターズ〜」恒例の質疑応答の時間も設けられていて、僕もなけなしの勇気を振り絞って撮影の佐光氏に質問をしてみたりなんかしました。大変緊張していたので、微妙に俯きがちかつぼそぼそとした覇気のない感じで、非常に挙動不審だったと思いますが、もしエディターの方が何かの気まぐれを起こしたら、ひょっとして番組に映っているかもしれません。でも見れる人も見なくていいです。見ないで下さい。

しかし、一番の衝撃だったのは、日本映画学校の学生がシネスコにおけるアナモとスーパー35の違いはおろか、アナモフィックレンズの存在自体を知らなかったこと!いや、プロの手前知らない振りをしてたのかもしれませんがね、あとで煙草を吸っているときに、みんなでアナモについて「フィルムの情報量が2倍で…」というわけの分からん話をしていたので、ゾッとしましたですよ。アナモってのは要するに、レンズによってフィルム面をフルサイズに使って縦に圧縮した画像を焼き付けることなんですが、そういうのって普通の人は知らなくてもいいけど、映画学校では最初にフィルムを見せられたときに教わる基本中の基本なのでは!?僕が言うのもなんですが、ま、マズいんでないかい!?

終わったあと、stと2人でなんとかいうラーメンを食って、2人で並んで夜景を見たりして帰りました。アクアシティの喫煙ロビーに、男2人(ひとりはもっさりした冴えない感じ、もう一人は坊主頭にマスク)が並んで夜景を見ながら語り合う光景に、下を通ったカップルが非常に辛い視線を向けてきました。ええい!こっちを見るな!今日は昼もラーメン。ちなみに僕は昨日の晩飯もラーメンです。もうしばらくラーメンはいいや。

明日は2日目。今日より時間が早いんで、早めに寝ないと。

4月5日

バイト。道の向こう側に、すげえ金切り声で「ガンダ〜ラ!!ガンダ〜ァラ!!」と叫ぶ男がいました。ゴダイゴだ!ゴダイゴがいる!でも「ガンダーラ」としか言ってない!彼はそのまま歌いながら、都バスに乗って去ってゆきました。そのバスは木場方面行きだよ!ガンダーラには行かないよ!

4月4日

ひたすらバイトの日々。色々あるけど、愚痴まみれになるので割愛。社会の中で生きてりゃ色々あるさ。理不尽とか。まあね、生きてるうちに段々そういうのにも耐性がつく(といいなあ)。

さて、実は今日は、僕が上京というか、この部屋に住み始めてから丸1年でだったりします。あれ!?もう1年か!書いててビックリした。うーん。日記を見返すと、まあ色々あったわけですが、実感としてはあっという間ですね。色んな人に会って色んなことをしたような気もするし、その実何も進んでいないような気もする。要は、僕が経験を自分の中に還元できてないってことですかね。まあ、初めてこの部屋に来たときは、スーパーで買った布団一式と数冊の映画関係の書籍とこの身ひとつだったわけですが、いまやゴミとコンビニの袋とCDとDVDの山と溢れ出した本と、そしてあんまり変わってないこの身があるわけで。実際、人間なんてそうして気がついたら年を取りすぎてたりするのもまた事実だったりしますね。バイトして、早く終われーと時計とにらめっこばかりしてると、本当に人生の針は早回しになっちゃったり。もうちょっと、1日1日を大事にしてかないとなー。

とりあえず1年経っても冷蔵庫がないこの状況を何とかしよう。もうすぐ暖かくなる。ヤバイ。

4月1日

春ですね。僕がボケーッと警備してる間に、世間様ではヤル気に溢れた新入社員さんたちがバイト先のホテルで入社式をやったりしてましたよ。「どーぞーおとーりくださーい」と言うと「ありがとうございます!!」などと威勢良く笑顔で答えてくれたりなんかして。あー君達は僕には眩しすぎるよ。でもそれ、いつまで続くかね。その笑顔、1ヶ月後にもう一度みせてくれ!なんつって。