LIFE LIKE BLUE

Diary Log-2006-08

8月27日

2日連続更新!嘘です。一気に二日分書いてます。下で「今日は…」とか書いてますが、あれも嘘です。すいませんでした。なので、下のエントリから読むことをお勧めします。

昨日の(今日書いた昨日の)日記では割愛していますが、実は金曜の夜に自転車が納車されまして、その日の夜ははしゃいで家の周りを3周ほどぐるぐるしたりしてました。カップルの自転車を煽ったりしてました。大人気ないですね。いや、とにかくもはや今まで乗っていたものとはまったく違う!今まで乗っていたのが自転車だとしたら、これはもう、なんというか、バイスゥクィル?みたいな。なんだそれは?英語にすれば何でもトレンディだと勘違いしていないか?馬鹿か僕は?

まあとにかく、自分の中にフランス革命が起こるほどの衝撃でして、昨日あんまり乗れなかったフラストレーションを発散すべく、今日は会社までひとっ走り試乗に行って参りました。休日出勤手当ては出ません。



前。かっこいい



横。かっこいい



後ろ。かっこいい



行って来ます



到着

速い!すげえ速い!およそ40分。これまで新宿御苑まで30分ほどだったんですが、2駅分足してもこの速さ。新宿周辺は信号が多く、どうしてもそこでタイムをロスさせられるんですが、それを差し引いても全体的な速度はかなりのもんです。加えて、速度を上げるときの重さがほとんどない。あっという間にかなりのスピードが出ます。特に四谷周辺は緑も多く直線なので、走っていてとても楽しい。思わず調子に乗って渋谷まで足を伸ばしてみました。



表参道。なんかやってる

本当は表参道から新宿へ出るというルートを考えてたんですが、なにやら祭り的なことをやってました。「スーパーよさこい祭」とかいうらしいです。スーパー?もはや何を祭ってんだかわかりませんね。道路には警官が溢れ、なんか走れそうもない雰囲気だったので、そのまま246を直進して渋谷駅を目指します。



祭りはもういいや



渋谷駅到着

勢いで渋谷駅に来たはいいのですが、特にすることもなかったのでそのままリターン。道に迷うことを恐れて、結局会社に戻って四谷、新宿と普通に帰りました。テンションが上がりすぎて、途中オッシュマンズでメッセンジャーバッグ買っちゃったり。誰にも届けるべきメッセージなんて持ってないのにね。いや、しかしこれは本当にいいです。ダイレクトに地面の振動を感じるんですが、それがまた全身で走ってるっていう感覚を与えてくれます。もう自転車なんて言わせないぞ。バイスゥクィルだ!

その日の汗を流すべく銭湯に行ったら、神社でまたしても祭に遭遇。東京の祭はなにかしら踊りが付き物ですが、こちらは、近所のオバちゃんが演歌にのせてフラダンスを踊るという極めてトラディショナルな祭でした。今までだったら素通りだったでしょうが、今日の僕は耐性がついていたので、隣町にもかかわらずお邪魔させてもらいまして、たこ焼きと焼きそばと大阪焼きを買って帰りました。祭っていいね!その名を冠するオマツリ。君には会えませんでしたが、まあ本来の祭がこれだけ幅を利かせていれば、それもしょうがないことですね。オマツリ。君と僕はどうも会えない運命ですが、今度こそ一緒にのみに行きましょう。



高校生ばっかでした

8月26日

こんにちは。もう8月も終わりですね。雨がやんだと思ったらもうすぐ秋の気配です。

…真面目な書き出しをしてみたが、なんかキモいですね。やめときましょう。今日はいろいろ忙しかった。10時くらいまで寝たあと、会社の先輩の方の知り合いの弟さんという限りなく他人に近い人間の結婚式に出席してきました。もちろん列席ではなく、カメラを回せという指令で。つーわけで、道に迷いつつも昼過ぎに代官山の式場へ。フォーマルな服装で来いといわれたので、リクルートスーツのスラックスにグレーのワイシャツといういっぱいいっぱいの格好です。しかも手ぶら。夏休み最後の土曜の代官山でそんないでたち。何をしにいく人だかさっぱりですね。僕もわかりません。会場の知り合いは先輩と花婿の兄とそのバンドメンだけというアウェーもいいとこで、まるで敵地で迷子になった敗残兵のようでした。まあ、それ以上特筆すべきことも無く、適度ににぎわいつつ午後4時くらいに終了。読んでるみなさんは、カメラに熱中しすぎてウェディングケーキに突っ込んだ僕とか、そういう適当にファニーな妄想で楽しんでください。

報酬はいちおう会場の飯ということでしたので(こんなんばっかだ)、みなさんが昔の話とかしてる合間を狙い、皿に盛れるだけ盛って会場の隅でかきこんだりしました。うーん、なんか映画の撮影中のようで落ち着かなかったんですが、やっぱりいい店だけあって飯も美味かったです。食うと幸せになれるということでウェディングケーキも食わせてもらいましたが、幸せの意味がわからなくなりつつあるこの頃です。たった4時間でしたが、これがほんと予想外に疲れた。まさか他人の幸せがこんな大変なものだとはね。お幸せになってください。

終了後、お礼を言って代官山を退去。そのあとはコージさんに誘ってもらった高円寺のお祭へ。途中、TIGERどんから「お祭に飲みに行かないか」…じゃなくて、「オマツリ。君と飲みに行かないか」というお誘いの電話があったのですが、祭違いでニアミスって感じでね、今回も辞退させて頂きました。申し訳ないことこの上ないのだが、出来れば企画は前日とかでお願いしたい。今から国分寺って、嫌がらせですか。

まあそんなわけで、オマツリ。で盛り上がる友人たちを振り切ってお祭りへ(しつこい)。実は、先ほどまでの幸せムードに当てられたのと、あまりの人の多さに始まる前から疲れ、「阿波踊り?ここは高円寺だろ?」と若干荒み気味で臨んだ祭でしたが、太鼓のビートが流れたとたんテンションもヒートアップ!至近距離でナチュラルハイな踊り手から「同じ阿呆なら踊らにゃ損損!」と囃しかけられると、何故自分はあそこで踊ってないんだ!?と思わず取り乱したり。嘘ですが。



わっしょい、わっしょい



まあそんな掛け声じゃないんですが



見えねえ

まあ要は、それだけ高円寺の人間たちの熱気はすごく、完全に代官山の毒気は抜けて原初のリズムに酔いしれたわけですよ。ただ、人が多すぎてね、足元では家族連れのお父さんが僕の足の上からすごいスピードでシートひいて場所取りしたりと、追いやられるように移動。場所を移動した後はほとんど踊りが見えねえ!というわけで、さっさと落ち着くことに。飲み屋に入るのもアレなんで、高架下に仮設された飲み屋の屋台へ。焼き物メインだったんですが、車えびとかサザエのつぼ焼きとか、なんでこんなものが高円寺に!?というラインナップ。これがビールとジャストフィットでして、正直ウェディングがなんぼのもんじゃい、という感じでした。程よく酔っ払い、隣の席に座った中野坂上から来たという外人と交流(コージさんが煙草をねだられた)したりという一幕も。その外人は冷トマトに七味を振っていました。グーサインでしたが、あれは負け惜しみだと思う。

まあともかく、なんかもう高円寺のパワーをひしひしと体感いたしました。やっぱあれだね、日本人は祭だね。祭は最高だね。3年も近所に住んでいながら、今日が初参加。まだまだ僕の知らない姿がたくさんあることを知らしめられました。誘ってくれてありがとうござました、コージさん!

8月14日

ちょっと気を抜くとこの様だ。

小学生の頃。一ヶ月もある自分の休日に対し、父親の休みは長くて一週間。いずれ大人になったら自分も一週間しか休めないのだと想像してヘコんだ。大学生になると夏休みは二ヶ月。果たして夏休みが一週間しかない生活が出来るかどうか不安だった。そしてまがりなりにも働き始めてみれば、まさか夏休みが無いとはねハハハ。休みたかったら有給と土日を組み合わせるしかないんだが、あいにく僕はまだ有給取れないしね。まあ、盆も正月も無い生活は専門時代にたっぷりと味わってますし、いまさらそんなことでぶうぶう言いませんよ。週休二日なだけでもましだ。昔に比べたらちょっとは大人になったような気もしないでもないしな。

なんでいまさらそんな話かというと、仕事行くとき地下鉄に乗ったら普通にシートに座れたもんで、やあ今日はラッキーだな、などと思ってたら、ふと盆休みのシーズンだと気付いたわけですよ。乗ってるのは数人のスーツ姿とカップルばっか。なんだこの気持ち?いや、そんなのは警備やってた頃に散々知ってたはずだ。僕の馬鹿。撮影スタッフは今この瞬間も徹夜で働いているんだ。目を覚ませ。休めるときに休める生活は捨てたはずさ。しかしね、いつもはクソ暑い満員電車も、ガランとしてると妙に寂しかったりするんです。

まあ有給使わなくても普通に休みはくれるんですが、そうするとその分給料から差っ引かれるもので。先月末、ちょっと裕福にはなったんですが、自転車買ったり自転車を待ちきれずにサイクリング用のあれやこれやを衝動的に買ってしまったりして、気付けば3分の1位になってました。つくづく貯金の出来ない男だなお前は。でもそんな僕ちんが好きなんですー。

ちんといえば、先日チケット貰ったんで、渋谷に『ハード・キャンディ』というロリコンと援交少女が戦う映画を観に行ったんですよ。その中で女の子がおっさんのちんこをちょん切るシーンがありまして、これがもう本当にトラウマもんでした。悶絶もんでした。映画史上に残る恐怖シーンです。嫌な汗かきました。Mを自称する知り合いたちに感想を聞きたいです。僕は無理でした。

まあそんな感じで、要は何が言いたいかというと、自転車屋が盆休みで自転車が届かないので、盆休みは無くなればいいと思います。はやく風になりたい。

8月2日

お疲れさまです。僕です。オゥガスト(ネイティヴ風)ですね。

唐突ですが、クイズってあるじゃないですか。はい、ありますね。で、ときどきどうしようもないクイズってあるじゃないですか。具体的に言うと、懸賞がらみの奴とか。同じ枠内に堂々と答えが載ってたりとか、3択で正解以外の二つはどう好意的にみてもオヤジギャグとしか考えられないとか。ありますよね。今までそういう奴見ると、なんだこれ、もはやクイズじゃねーよ、などと妙に小馬鹿にされてるような気分になったりしたものです。

で、なんでそんな話をしだしたかというと、今日僕は仕事でそんなクイズを10問も作ってしまったからに他ならないわけです。で、ですね、これがもう、すっげえ難しいの。前提として、クイズの題材たるその番組、まあ具体的に言ってしまうとガロという特撮なんですが、それを知らない人でも答えられるようなものを、ということが条件となっており、それが正解として答え得る設問でなくてはならないわけです。僕はまがりなりにも一応作品は半分ぐらい(半分かよ)観てるわけで、それを踏まえいざ作ろうとすると、果たしてどこまで内容に触れた答えを用意すればいいのかという壁にぶち当たるわけです。ファンなら当然知ってるような単語でも、観たこと無い人にはそれが共通語として成り立たないわけですね。作品の背景を知らずとも、直前のわずかな劇中映像に答えが存在し、かつそれを手がかりに作品の知識を得てもらうがための設問。必然、3択の残り2択を明らかにありえない答えにするのが手法となるわけですが、そうなると結局行き着く先はオヤジギャグ。具体的に言うと、だれそれの名前は何か、という問いに対し、正解たる「ガロ」という答えに導くため、残りの選択肢は「吾郎」とか「ジャロ」とかになるわけです。誰だ吾郎って。ハヤオの息子か?ゲドか?我ながら吐き気のするミスディレクションです。とても苦しい。それはわかっている。しかしこうするより他に何が出来ようか(反語)。皆さんが、そして昨日までの僕が「これ、苦しくね?」とか思っていたクイズの裏側には、こんなにも哀しく苦しい想いが隠されているのです。そんなこんなで、10問もの苦しいギャグをひねり出してしまった僕は、五郎ということはその上に少なくとも4人は兄弟がいるわけだなすげえ大家族スペシャルだ、と薄れてゆく意識の片隅で思ったのでした。

はい、そんなことはどうでもいいですね。ここ数日は、後輩らと飲んだり『時をかける少女』を観に行ったりイベントスタッフとして休日出勤したりバラエティの再現映像の撮影手伝ったりドラマの現場でエキストラの引率したり野次馬を遠ざけたりと、割に多忙な日々を送っておりました。ちなみに、「カスペ!」なるバラエティの劇中再現ドラマでは、出演とかしてしまいました。ストーカー被害にあった女性の話を聞くマンションの管理人という役どころでした。ストーカー役でないのが幸いですが、どう見ても僕の方が挙動不審です。ありがとうございました。カットされなければ9月ごろに放送らしいですが、マジやめて欲しいです。唯一の救いはうちにテレビが無いので観なくて済むということです。もし誰かが何かの間違いで気付いてしまったとしても、それは間違いなのでそっとしておいてあげて下さい。

で、話はまた唐突に変わって、噂の「時かけ」を観に行ったのですが、あやうく涙をこぼしてしまうところでした。獅子の目にも涙というわけですね。上手くないですすいません。割に良く出来た映画だったので、お手数ですが皆さんも時間を作って観に行けばいいよ。ただ、最近高価な自転車を購入し、その到着を待ち焦がれる僕としては、劇中で何度も自転車事故がおきるのは頂けなかった。その辺、細田さんはもっと配慮すべきだと思う。

そんな感じで始まったオゥガスト(ネイティヴ風)の日記ですが、皆さん今月もよろしくお願い致します。